93 ページ45
*広臣side
広臣 「奈央いんのかな?」
隆二 「連絡繋がんないって事はバイトしてんだろ」
広臣 「だったら今22時だしまだ帰ってないか…」
昨日ツイートされた投稿は間違いなく他の誰かが
やったものだって直ぐに分かった。
隆二よりかは友達歴浅いけど、
奈央がそんな事やらない人だってのは分かる。
あいつはすっごい友達思いだから。
俺としては友達を超えたいって思うけど…
(ウィーン)
啓司 「いらっしゃ…! お前ら!
悪いんだけど頼み事してもいいか!?」
隆二と遊んだ後にモッチーのバイト先に寄ると、
いつも穏やかな啓司さんが珍しく焦っていた。
隆二 「えっ?あ、はい。」
啓司さんの勢いに俺も隆二も驚きが隠せず
まだ内容聞いてないのに頼み事を承諾してしまった。
広臣 「今日って奈央いますか?」
啓司 「奈央がなー、バイト中倒れた」
隆二 「はっ!?」
啓司 「ちょっとこっちいい?」
店の入口から俺たちが連れて来られたのは
普段は絶対に入らない従業員の休憩室。
広臣 「奈央?」
奈央 「……」
啓司 「今ちょっと休ませてるんだけど、
お前らこいつ家まで送ってもらえる事できる?」
休憩室でぐったりしてる奈央は
顔を真っ青にして寝ていた。
隆二 「大丈夫なんすか?」
啓司 「さすがに働かせ過ぎたわ…」
疲労だろう と言う啓司さんは
申し訳なさそうな顔をして奈央を見つめる。
.
604人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:emirin | 作成日時:2017年5月4日 16時