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第6話 ページ6

巨人が黒色の炎に燃えながら暴れ腕を振り下ろす。ロットがそれをなんとかよけ交わす。やがて黒い巨人が炎によって燃え尽き倒れた。もう動き出すことはなさそうだ。………勝った……のか?

しかし今は勝利の余韻に浸っている場合ではない。先程倒れたリリスの元に寄らなくてはならない。ロットはよろけながらも駆け出しリリスの元による。
彼女は怪我はしているものの気絶をしているだけで、無事だった。怪我はしているけどなんとか歩いて帰れそうだった。彼女がしばらくしてから目を開けた時、ロットは突如現れた黒い巨人の事、突然自分の右腕に現れた謎の黒い炎の魔法(?)、そしてこの森に集まった謎の青い火の玉の事、全てを彼女に問いた。何しろ今日は不思議なことが多過ぎた。

しかし、彼女は何一つその事は知らなかった。この森にこんな深夜に来た理由もロットと同じ部屋から見えた青い火の玉が気になってここまで追ってきたという。
そしてロットの右腕に現れた謎の黒い炎の能力。
「あれ」はあの黒い謎の巨人の攻撃を受けた時に何らかの理由で受け取る事になったのではないか?という話になった。ロットは無論納得いかなかったが、何しろこの森で起こった出来事全てが訳の分からない事だらけだったので無理矢理にも受け入れる他なかったのだ。

あれから数日が経った。あの日の深夜、あの森で起きた出来事は2人だけの秘密になった。ー−それにしてもあれだけの出来事があの日の森で起こったにもかかわらず、何故かそれは村のニュースにはならなかった。何故か村のみんな何事もなく過ごしていた。
その為あの森で起きた出来事を今更話しても誰も信じない事だろう。そしてロットが偶然手に入れる事になった謎の黒い炎の能力だが、なぜか好きな時に自由に発動出来る訳ではなかった。学校で何度か発動を試みたがやはり何も起きなかった。


–−そんな日々がしばらく続いた時、2回目の実技試験の日が近づいてきた。今回の試験は学校の裏の森の中で行われるらしい

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作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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ぽんきち(プロフ) - 早速拝読させて頂きました。ちきぽんです。続きを楽しみにしています。 (2021年3月2日 7時) (レス) id: e85b2d6e03 (このIDを非表示/違反報告)
古谷千紗 - ※恐れ入りますが『千紗』という名前(ハンドルネーム)の作者さんが既に存在している為、その人の名誉と混乱などを避ける為にこの名前に変えさせてもらいます。予めご了承ください。「こたに ちさ 」と読みます。偽名です。 (2021年2月27日 19時) (レス) id: d2ebfde007 (このIDを非表示/違反報告)
千紗 - 読んで頂けたら嬉しいです。なお厳しめのアドバイスや評価もなるべく承りますが、悪口や荒らしとの区別は付けてください。 (2021年2月27日 11時) (レス) id: d2ebfde007 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:古谷千紗 | 作成日時:2021年2月23日 20時

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