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「だいき〜入るよ〜？」
一応声だけ掛けて扉を開けると、ネクタイを結ぶ最中のだいきが立っていた。
そのまま目が合って、『なあに、どうしたの？』ってにこって笑いながら甘く言われるけど、俺には返す言葉がなかった。
だって、照れてるだいきをりょうすけに背中押されて見に来ただけだもん。俺、そこまで乗り気じゃなかったし、
…あ、でも、
「りょうすけに、機嫌とってこいって言われたからきた、」
『… そっか。別にそこまで怒ってねえけどな、俺。つかあいつも自分でこいよ。』
少し呆れながら、こっちこっちと手招きされてベッドに座るだいきの方に近づくと、不意に腕を引っ張られて抱きしめられた。
急すぎることに頭がついていけない。
胸に顔を埋めて頭を抑えられる。
つか、だいきってほんといい匂いする。りょうすけもだけど。
『…落ち着く。』
「だいき、？苦しいよ… 、」
『ふふ、うん、ごめん。
でも、もう少しだけこのままでいさせて…？』
そんな強請るような可愛い声で言われたら断るのなんて到底無理に決まってる。まぁ、断るなんて選択肢なかったけど。
俺も、だいきに抱きしめられるの落ち着くから…
『けい、』
「ん、？」
『今日もかわいい、』
頭を撫でられて、恐る恐る上を向くと大切なものを見るような目で俺を見詰めていた。その目に吸いこまれるかのように、俺もだいきの目を見詰め続ける。
くりっとした大きな黒い目。見下ろされるこの感覚が久しぶりで、懐かしく思えた。
甘くて、ふわふわしたこんな時間が、ずっと続けばいいのに。
そう思って、俺もだいきの腰に腕を回した。
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なすも(プロフ) - きゅうり｡さん» 嬉しいです！亀更新ですけど早めに更新できるように頑張りますのでよろしくお願いします(T_T)！ (2019年8月9日 12時) (
レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり｡(プロフ) - コメント失礼します。伊野尾ちゃんの好きだけどどちらかなんて選べない！見たいな複雑な気持ちの表現の仕方や三人の可愛らしい感じなどが凄く好みです。いつも更新ありがとうございます！ (2019年8月4日 10時) (レス) id: 9dc82746ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なすも | 作成日時：2019年5月9日 23時
