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「お〜い、… って、何してんのお前ら」

「はっ、りょ、すけ…」




なかなか降りてこないから見に来たのだろうか、抱き合うおれとだいきを見つけた瞬間少し怒ってるような、なんとも言えない顔をしていた。
まぁ、そりゃそうだろ。朝急がないといけない時間に兄弟が抱き合うって相当やばいもん。




「ごめ、だいき」

『え、いいじゃんまだ時間あるんだし』




焦って離れようとしても逆にきつく抱き締められるだけ。やばいよ、本気で怒るよりょうすけ。




「なぁ、」

「ひぃ!ごめんなさい、っ」



『… おまえはさ、何に怒ってんの?』




急に低い声が耳の近くで聞こえて心臓が弾んだ。




『おれとけいがこうやってることに、おまえは時間が間に合わないからとかじゃなくて“嫉妬”したんでしょ、違う?』



「…」

『ふは、図星かよ』




嫉妬 ………?
りょうすけが、だいきに?おれに?




「そう思うなら今すぐ離せよ」

『んー、やだ。』



「え、ちょ、」




ベッドにそのまま倒れて俺も引きずり込まれた。

りょうすけ、俺に嫉妬したんだ。
それもそうか、昨日あんなことしたわけだし、自惚れてるけどりょうすけおれのこと好きだし、
でも、ほんとに好きだなんて思ってなかったから、

嫉妬、してくれたんだ… って少し嬉しくなった。




『ねえ、けい、』

“ 俺知ってるんだよ、昨日りょうすけとシ たこと”



「え?」




急に耳に唇を当てられたかと思えば、まさかの事実を告げられた。
え、まってだいき、寝てなかったの…?




『そういうことだから、あんまりりょうすけばっか見てると今度、もっとすごいことやっちゃうかもよ?』


「ええ?!」




なに、もっとすごいことって。
気になるけど絶対やばいやつだよね。なら、りょうすけと距離置いといた方がいいってこと…?

でも、りょうすけ好きだし、だいきも好きだし…
どうすればいいのか、分からない。


そうこうしてるうちにだいきはベッドから降りてりょうすけのすぐ隣に立っていた。




『んじゃ、けいは考えてるみたいだから下降りようぜ〜』

「おい!なに吹き込んだんだよおまえ、」

『んー?さあね〜』




だいきがりょうすけの肩を抱いて、無理矢理下に引っ張っていた。

未だどうすればいいか分からない俺は、ベッドに潜り込んだ。




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各部屋に一応ベッドあります^^

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なすも(プロフ) - きゅうり。さん» 嬉しいです!亀更新ですけど早めに更新できるように頑張りますのでよろしくお願いします(T_T)! (2019年8月9日 12時) (レス) id: 457ac5cab4 (このIDを非表示/違反報告)
きゅうり。(プロフ) - コメント失礼します。伊野尾ちゃんの好きだけどどちらかなんて選べない!見たいな複雑な気持ちの表現の仕方や三人の可愛らしい感じなどが凄く好みです。いつも更新ありがとうございます! (2019年8月4日 10時) (レス) id: 9dc82746ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なすも | 作成日時:2019年5月9日 23時

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