ホワホワ…しますか？【主】 ページ21
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伊「倒した…のか？」
『伊之助くーーーん！！！』
伊「ガハッ！！…傷が…」
伊之助くんが無事だったことに安堵し
思わず飛びついてしまった…。
そうだ、彼はそこそこに酷い怪我人だった…
『今怪我を治してあ…((伊「大丈夫だ！！」
『いや…大丈夫な声してないのだけど…』
喉が潰れてしまっているのだろう
思いっきり握り潰されていたし
挙げ句の果てには私に来るなと叫んでいたから。
あの時に叫んだの、今思えばトドメだったよね…。
伊「またぶっ倒れたらどうすんだよ！」
『その時は叩き起こしてください…』
伊「却下する！！いいか！俺は山の王だ！
こんなの痛くも痒くもねぇんだぞ！」
『いや…だから声が…』
酒の飲み過ぎでぶっ倒れてる時の
うちのジジィより酷いよ…君の声…。
『頑固な子…』
伊「……あり…がとな」
『へ？』
伊「助かった…」
『え……』
声が悲惨だということを除けば…
今の彼は非常に可愛い。
いや、ね？厳密に言えば猪の被り物で
顔は見えてないんだけど…
なんていうか想像できる範囲でも可愛いが溢れてる！
『あのー…治療がダメなら…私、どうしたらいい？』
ここに来る間に沢山の隊士たちが
亡くなっているのを目にした。
確かではないがこの山には十二鬼月がいるのだろう。
普通の鬼からは感じない威圧感を感じる。
『そろそろ援軍も来る頃だと思うのね？
だから…隠の人も来るだろうから
そこで応急処置はしてもらおうね？』
伊「……。」
無言は肯定とみなしていいのかしら？
『でもこんなに傷だらけの伊之助くんを
放ってはおけないので…私は何をしたらいい？』
伊「……。」
あの…そこで無言は困るのだけど…。
『…ホワホワ…しますか？』
伊「……ん」
小さな小さな返事とともに首を縦に動かす。
…物凄く可愛い生き物が前にいるんだけど。
猪頭被ってなかったら、さすがに私も
赤面しそうなくらいには可愛いと思う。
ありがとう猪頭さん。
貴方が居なかったら、私の心臓止まってた。
『はい、おいで(笑)』
伊「……ホワホワ」
こんな気味の悪い山の中で…
一体私たちは何をしているのでしょうか…。
この後、隠の人に「は？」という顔で見られたのは
言うまでもないことでしょう。。。
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依乃梨(プロフ) - 玲華さん» 伊黒さんに人工呼吸してもらいましょう！（笑） (2020年6月20日 23時) (
レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - （追加です）【速報】伊黒さんが尊い可愛いetc…で玲華という一人の女が緊急搬送された。です！（笑） (2020年6月18日 21時) (レス) id: d81ad5e1bd (このIDを非表示/違反報告)
玲華(プロフ) - 暇柱wwいいですねその名前（おい） (2020年6月18日 20時) (レス) id: d81ad5e1bd (このIDを非表示/違反報告)
依乃梨(プロフ) - ミナさん» しかし、実はジジィとある話で活躍予定でございます…（笑） (2020年6月15日 20時) (レス) id: bb4b9f59b5 (このIDを非表示/違反報告)
ミナ - あっすいませんちょっとあのジジィがﾕﾙｻﾝｯてっだけになっただけなんで (2020年6月15日 16時) (レス) id: 99cceeea9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：依乃梨 | 作成日時：2020年5月13日 3時
