＜文スト 短編集＞貴方と私は互いに深い愛に堕ちている

愛の贈り物　<太宰治> ページ29

りん様からリクエスト戴きました
ーーーーーーｷﾘﾄﾘーーーーーー

私はA 太宰さんの妻です

結婚してからそんな月日は流れてないけど良くして貰ってます

そんな私に太宰さんとの子供出来ました

太宰さん凄く喜んでたなぁ...

彼には余り体に負担がかかるような事はするな、と言われたので編み物なら大丈夫だと思い、マフラーを編んでいます


「ん〜...やっぱり慣れない作業は難しいな...慣らさないと...」


料理とかは習慣で覚えていたが、あまりしたことの無い編み物はかなり難しい...

さっきからよくやり直している


「たっだいま〜！A、私が居なくて寂しかったかい？」

「まさか、私にはもう貴方だけじゃ無いんですよ？」

「おっと、そうだったね！」


此れから産まれてくる私達の子供

やはり、今思うと少し恥ずかしい...


「ところで、それは？」


彼が指したのはマフラーであった

...私が失敗したやつの...


「余り体に負担かからない編み物をしていのです。それで太宰さんにマフラーでも作って差し上げたら喜ぶかと思って作りましたが...やはり、経験の差ですね...」

「君が私の為に...？〜っ！！最高じゃあないか！！有り難く使わせて貰うよ！！」

「え、！？ですがそれは失敗作で...」

「失敗でなんであろうが、君が私の為に作ってくれたのは間違いない。違うかい？」

「否定は致しません」

「ならば問題ない！！大切に使うよ...」


そう私にいい放ち、微笑む彼に顔を赤らめてしまった自分がいた...

格好よすぎです...
ーーーーーーｷﾘﾄﾘーーーーーー
「リクエスト有り難う。何時も感謝しているよ」

評価コメントをして下されば作者が喜びます

愛の贈り物　<森鴎外>→←大家族だから大変な日常！ <作之助 安吾 治 独歩 中也 龍之介>

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す