まふまふと思って隣のカラオケの部屋に突入したら全く知らない人がいたお話【歌い手】 (ページ4)

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次の日。

熱は下がった。
喉は死んでるが。

「釜藤先輩～、喉大丈夫っすか？」

彼は昨日連絡した鈴原だ。

『･･･ぜんぜん。』

鈴原「マジで声やばいっすね、なるほど。･･･今日は俺にホールは任せてくださいね！先輩にはキッチンを頼みます！」

『がん"ばろ"ー』

2人で手を掲げ、店内に入る。

ちなみにバイト先は普通のカフェだ。

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鈴原「おわった～～。」

『づがれだ･･･。』

鈴原「先輩もお疲れっす、賄い食べていくっすか？」

『う"う"ん、かえ"るね。』

鈴原「そうっすか。あっ、少し声治ってきなてないっすか？」

『あっ、言われでみるど･･･。』

まだガラガラ声だが、朝よりはましだ。

鈴原「まだ油断しちゃダメっすよ！ちゃんと休んでくださいね！」

ありがとーとお礼を言って店を出る。

鈴原めっちゃいい子だ。

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それから数日後、

喉はすっかり治った。

だけど、

『あー、あー。』

七瀬「やっぱり声変わったね、なんか高いような低いような、･･･そんな感じ？」

釜藤A、ついに声変わりを果たした。()

七瀬「なんか、釜藤の姿をした誰かって感じがする。」

隣で笑う七瀬、くそお、笑い事じゃないんだよ。

『･･･それより彼氏さんのプレゼント何買うか決めてるの？』

七瀬「ん？ああ決めてあるよ。キャップとスニーカーをペアルックみたいに揃えようかなって。」

ちっ、幸せそうで何よりだ。

『んじゃあ行きますか。』

2人で目の前の大きいデパートに入る。

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『･･･あっ、七瀬、ちょっと別行動していい？ゲームの方で新しいの見てくる。』

七瀬「あ、待って待って、私もCD買う予定だったから一緒行く。」

七瀬はCDコーナー、私はゲームコーナーでそれぞれ目的のものを見る。

『･･･うーん、特にないかなぁ･･･。』

見に来たのはいいけど特に惹かれるものは無かった、また今度来よう。

さて、七瀬のところに戻るか。

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『おーい、七瀬？』

七瀬「釜藤。ねね、この曲聞いてみて。すっごい釜藤の声に似てるの。」

『声ぇ？』

ヘッドフォンを渡され、耳に当てる。

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『わぁお。』

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