まふまふと思って隣のカラオケの部屋に突入したら全く知らない人がいたお話【歌い手】

23 ページ23

・







そら「･･････もしもし。」




そらるさんは電話をとり、スピーカーにする。





まふ［そらるさん！？いつになったら来るんですかー？］


そら「･･･は？何言ってんの？」


まふ［えっ･･･？］


そら「まふまふ今俺の目の前にいるんだけど、･･････あんた誰？」




不機嫌そうに言うそらるさん、

演技うまっ。







まふ［え、なに、言ってるん、ですか。

･･･ぼ、僕ですよ！まふまふです！僕が本物です！信じてください！」





焦るように言うまふまふ。



周り(私を含め)声を出さないように笑ってます。

もう大爆笑。






あ、そらるさんが手招きしてる。


Let’s start！









『･･･そらるさーん、どうしたんですか？』


まふ［･･･はっ･･･？］


『誰からの電話何です？』


そら「･･･なんか、まふまふ名乗って電話してる。」


『ええっ！？･･･あっ、確か僕自分の部屋に携帯忘れてそのままだったんですよ！･･･誰かが入ってそらるさんに電話してるのでは･･･？』




少しアドリブも入れて対応する。




そら「え、それやばいじゃん･･･、警察に電話した方が良いんじゃない？」


『･･･いや、僕からちょっと話します。そらるさんは一応警察に電話する準備お願いします。』


そら「･･･わかった。」





そらるさんは電話から離れてソファに座り、はんぺんを抱きしめた。

え、なにそれかわいい。









『･･･コホン、で、あなたは誰なんですか？』


まふ［っ、僕がまふまふです！あなたこそ誰なんですか！？］


『僕はまふまふですよ！･･･電話越しの人に僕がまふまふって言っても到底信じられないんですけど。』


まふ［･･･ッ。］


『･･･じゃあ実際にそらるさんの部屋に来たらどうです？あなたがまふまふなら部屋も分かりますよね？

･･･あなたが来たら僕が本物だと証明できますしね。』


まふ［･･･わかりました、電話は繋いだままにしてくださいよ。］


『わかってますよ。そっちが逃げるかもしれないですから。』


まふ［っ僕が本物なんですから逃げるわけないじゃないですか！］




電話越しにバタバタ音がする。








そら「そろそろ来るね。」(小声)

坂田「まふまふめっちゃビビってた！おもろすぎ！」(小声)









ｶﾞﾁｬ




そらるさんの家のドアが開いた。


足音がこっちの部屋に近づいてくる。








ﾊﾞﾝｯ



部屋のドアが開いた。





・

24→←22

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す