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『うらたさん、洋服洗って乾かしておいたのでどうぞ。』
うら「え、いつの間に・・・、ありがとう。」
どこまで用意周到なんだ、恐ろしい・・・。
『あ、いつごろ帰りますか?私は用事無いのでうらたさんに合わせますよ。』
うら「・・・坂田も多分帰ってきたらこっち来ると思うから午前中には帰りたいかな。」
『わかりました。では1時間後に出ましょう。大丈夫ですか?』
うら「ん、わかった。」
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大体30分くらいした時、俺の携帯が鳴った。
うら「もしもし、坂田?」
坂田[うらたさん!?どこいるん!家きたのに誰もおらんくてびっくりしたんやけど!!]
急に大声出されて耳がキーンとする。
うら「ちょ、うるさい。俺今釜藤さんのとこ。」
坂田[はあ!?釜藤さん!!?なんで!!?]
うら「・・・まあ色々あったんだよ。何、今俺の家いるの?」
坂田[あっ、いや、その・・・。うらたさん俺らがいなくて寂しいかなーって・・・寝起きドッキリしようとして・・・。]
寝起きドッキリ?
・・・バカかよ。
いっその事あほの坂田からばかの坂田に改名すればいいのに。
うら「・・・・・・はぁ、出来るだけ早くそっちに向かう。そこで待っとけよ。」
坂田[・・・・・・はい。]
坂田の素直な返事を聞いて電話を切った。
うら「ごめん釜藤さん、坂田たち思ったよりも早くついてるみたいだから今すぐ出れる?」
『あっ、わかりました。私洗面所で支度するので着替えておいてくださいね。』
うら「ほーい。」
釜藤さんは早足で洗面所に駆け込んだ。
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5分後、釜藤さんの車に乗りこんだ。
『家近くのコンビニとかで下ろした方がいいですよね。どこが近いですか?』
うら「いいよ、俺の家に案内するからそこに向かって。」
そう言うとわかりやすく動揺する。
『っ私リスナーですよ!?』
うら「・・・俺の家晒したりすんの?」
すると彼女はちぎれるくらい首を横に振った。
うら「なら心配ないだろ、そこ右な。」
『えっ、は、はい。』
道を案内している時何度も『本当に家教えても大丈夫何ですか!?』と聞いてきた。
それを見ているのが面白くて隣でクスリと笑ってしまった。
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ありがとうございます。
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猫月 - あだ名がリアルのあだ名で笑った (2022年1月6日 17時) (レス) @page27 id: 6fbca39ec2 (このIDを非表示/違反報告)
飴依存症の人*神作掘り出し隊(プロフ) - ぷりん丸さん» アッハ← (2019年9月14日 20時) (レス) id: 9ac419bf0d (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - 飴依存症の人*俺ナー☆さん» またいたね。 (2019年9月14日 17時) (レス) id: 7a79eb8a77 (このIDを非表示/違反報告)
飴依存症の人*俺ナー☆(プロフ) - え…何これ…好み過ぎる…表情筋ムッキムキになりました…。息できなくなりそうになりました…(ガチ中のガチ) (2019年9月4日 20時) (レス) id: d4900862ed (このIDを非表示/違反報告)
rino(プロフ) - はじめまして!コメント失礼します(_ _)もしよろしければEveさんとふーちゃんの絡みが見てみたいです!! (2019年6月14日 10時) (レス) id: 7688d1030a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ともロール | 作成日時:2019年5月22日 23時