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大きく振りかぶり、首を狙う。さっき切った腕は、切れないほど硬くなかった。腕よりは硬いと思うが、切れない硬さではないはずだ。なんせ、相手のことを何一つ知らないのだ、攻撃される前に倒すにかぎる。
「終わりだっ、クソヤロウ！」
ガンッ
鈍い音と、衝撃が響く。
「なっ、」
アッドの刃を大きな刃物のように変化した、奴の手が防いでいた。
あり得ない、奴の腕は簡単に切れた。なのになぜ？これが奴の能力なのか、自分の体の強度や
形を変えられるということなのか。クソっ仕留め損ねた。
カン、ガンッ、カン、カン、カンッ
金属がぶつかり合う音が響く。互いに譲らぬ、一進一退の戦い、かっこよく聞こえるが、まずい。相手の能力が、私の考えているものより、もっとヤバイものかもしれない。人間をオモチャ扱いするやつだ、本当はもっと強くて、ただ遊んでいるだけなのかもしれない。早く、ケリをつけなければ。
「オモシロイけどさ、やらなきゃいけないことがあるんだよね。こいつら相手にしといてよ。」
奴はそういって、指のようなナニカを取り出す。
「ウギィ〜」
小さい人型の生霊？昔、本で見たトロールのようだ。けど、呪霊特有の、あのゾクッとする気配はない。こいつら、いったい。 まさかッ
「おい、グズ麗音、気づいてるか、あいつら人間だ。まぁ、もう助からねぇし、あんま気負うなよ。」
やっぱりか、奴以外にも能力は適用されるらしい。後半はアッドの私に対する気遣いだろう。やるしかないだろう、何があっても倒すと決めたからには。それに、やらなきゃやられるのだ。
「ごめんなさい」
そう呟いて、切っていく。許せない、こんなこと、絶対に、絶対に倒してやる。おそらく、奴が言うやらなきゃいけないこととは、殺し損ねた吉野くん達を始末することだろう。早く、吉野くん達のもとへ
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プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか？できれば五条悟オチでお願い出来ますか？続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年6月1日 8時) (
レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
ユカ - 面白かったです。更新頑張って下さい (2021年4月24日 22時) (レス) id: f8c9fe1d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青眼鏡 | 作成日時：2021年2月14日 10時
