九話 覚悟の狐 ページ11
『昔、昔。あるところに白くとても美しい狐がおりました。
その狐は誰もが魅了するとても美しい狐。
その狐を見た者は幸せになれるとまで、言われておりました。
ですが、その狐に会った者は覚悟があるかどうかを聞かれたそうです。
＿＿＿覚悟は出来ているか？
と。
覚悟が無い者には、
＿＿＿覚悟が出来たら妾を呼べ
と言い残し消えてくそうです
……………どうです？おもしろかった？』
「あはっ、あははははっあはははははっ！！……
あー……面白くない」
……えっ？何なのだコイツ。笑って面白くないとな…
えっ？マジ何なの？←
「あぁ、…でも君みたいな子がその話を知ってるなんて……意外だなぁ」
『貴方は知ってるんですか…？……この話』
そう彼に問うと、何処か遠くを見ながら懐かしそうな目で話しを続けた
「あぁ、知ってるよ。……君みたいな若い子が知ってて驚きだよ…」
『会ったことあるんですか？その、覚悟の狐に……』
私は少し息を飲んだ
本当に会っていたらどうしよう…
「会う……というか正確には見た、かな……狐の姿から人間のような姿になって…けど耳と尻尾は残ったままだったんだ…」
…え……嘘でしょ……あの姿は誰にも見られぬようにしていたのに…
「君こそ、何でこの話を知ってるの？」
『えーっと……それは…』
どうしたものか……私がその狐だと言うか？いや、そのような事はしてはならん。どうにかして誤魔化そう
『えーと…祖母に聞いたんです。その……小さい頃に……』
というと着物の男は納得したかのように「そうなんだ」と言った
よかった…何とか誤魔化せたようだ
とホッとしていると
「でも、君。どうやって此処に来たの？」
『えっ？』
「だって、突然現れたじゃない。僕は初めからこの公園に居たんだよ？」
嘘……誰も居らんかった筈……
……あぁ、駄目だ。もう誤魔化せそうにない
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サナ§ - saigaさん» あ、ありがとうございます！……カッコイイ、でしょうか…？そんな事言ってもらえるなんて嬉しいですっ！！気に入ってもらえて良かったです！！更新頑張りますね！！ (2017年3月9日 19時) (
レス) id: 5988fc4150 (このIDを非表示/違反報告)
saiga - 設定カッコいいですね!更新頑張って下さい!応援してます! (2017年2月27日 23時) (レス) id: 88db180da2 (このIDを非表示/違反報告)
サナ§ - なつさん» ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2017年1月15日 20時) (レス) id: 9b4f9f305a (このIDを非表示/違反報告)
なつ - とても面白かったです！更新頑張って下さい！待ってますね♪ (2017年1月15日 11時) (レス) id: 6f46858625 (このIDを非表示/違反報告)
サナ§ - 作者です！！沢山のお気に入りと評価をして頂き、ありがとうございます！嬉しいですぅぅぅ(( 夜中テンションですので気にしないで下さい← 更新は遅いかもしれませんが頑張ります！！ (2017年1月15日 1時) (レス) id: 9b4f9f305a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サナ§ | 作成日時：2017年1月1日 3時
