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34. お姉サン ※ ページ34

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「Aさん、こっち」

隅で縮こまるAさんに手を伸ばす。
さっき外した第一ボタンが
彼女の鎖骨をのぞかせる。

並んで一つの布団に横たわると
桃色に色づいた肌を惜しげもなく俺に見せつけながら
恥ずかしそうに目を伏せるAさんが
どうしようもなく俺の加虐心を煽ってくる。

二つ目のボタンに手を掛けると
彼女は口をぱくぱくさせて慌てた。


「キスがいいですかィ?てかしたい。する」

「私まだ何もいって…ン、む…っ」


抗議をしようとする彼女の口を自分の口で塞ぐ。

ふと唇を離すと
赤い頬と、とろんと潤んだ瞳で俺を見つめるAさんと目が合った。
反則的なその顔に
今までの衝動が一気に俺の身体を駆け巡る。

れろ、

口の中に舌を滑り込ませると、
驚きを含んだ甘い声が耳を犯す。

温い口内の壁を伝っていくと
生き物のように奥で蠢くAさんの舌に触れ
ソレを自分の舌で絡めとって弄ぶと、彼女の色のある含み声がまた漏れた。

覆いかぶさるようにして体勢を変える。

んはっと口が離れると
ちろちろと輝く銀の糸が厭らしく後を引いた。


俺の下で美しく乱れるAさんを
また目に焼き付ける。

こうやって、これから彼女の表情をすべて
ひとつひとつ独占できることに胸が高鳴る。

こんな顔、他の男には絶対にみせさせねェ。

彼女が、俺のモノになることを
受け入れたんだから。


シャツの第二ボタンを外すと
そこにある膨らみが作る谷間が顔を覗かせた。

吸い寄せられるように
Aさんに顔をうずめる。

柔そうな肌に噛みつけば、食い込んだ歯を肌が押し返す。
さらにそこへ吸い付けば
白い肌に紅い華が咲いた。

身を捩り俺の胸を押す手を脇へどけて抑えると、
俺は完全にAさんを下に組み敷いた。

また一つ、鎖骨のあたりに華を咲かせる。


「…生憎、
今日は"準備"してねェんでさァ。だからできない」


意味を察した彼女が、
少し安堵した様子なのが癪に障る。


「じゃあ今日はダメ、おしまい!」

「ナニがおしまいだって?」


するりとシャツの中へ手を滑り込ませ
細腰を撫で上げて、一層柔らかなそれへと手をかける。


「できなくても、Aさんには触れんだよ」


取り戻しかけていた年上の余裕が
彼女の表情から抜けていく。

何度も唇を落として、舌を絡ませ
指を動かして

その度に愛らしい嬌声は
俺に合わせて漏れ出てきた。


全部愉しむ前に
じっくり下調べといきやしょう。







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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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みけ(プロフ) - 笛さん» 毎度ありがとうございます^^ 沖田くんメインで書いてるので、銀さんには少々我慢して頂いてますw (2021年2月19日 21時) (レス) id: 85e7eab2a4 (このIDを非表示/違反報告)
- 今回の更新最高です!!!銀さんがかわいそうな気がするけどwwww (2021年2月19日 20時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
みけ(プロフ) - 笛さん» ありがとうございますっ!お待たせしております。ただいま予定が立て込んでますゆえ、もう少々お待ちください…! (2021年2月10日 18時) (レス) id: 44e1804c7a (このIDを非表示/違反報告)
- 毎日寝る前に更新チェックしてます!!!! (2021年2月10日 1時) (レス) id: bff55455ee (このIDを非表示/違反報告)
みけ(プロフ) - 笛さん» コメントありがとうございます!わたしの文章でそう感じていただけることが幸の極みでございます…!精進いたします! (2021年2月7日 20時) (レス) id: 44e1804c7a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:人魚ちゃん | 作成日時:2019年2月14日 4時

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