貴族の奥様は紅一点。 3 (ページ13)

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95・ストーカー！？ページ13

Aside

スタッフ「雪乃さん、お疲れ様です！帰りのタクシー呼びますか？」

『いえいえ！大丈夫です♪

最近歩いてないのでその辺を散歩してから電車乗って帰ります

お疲れ様でしたぁー！！』

………なんて豪語してた数分前の私をぶん殴りたい←

『……………っ;』

？「………………。」

さっきから何者かが私の後をついて来てるのだが……(ﾄﾞｰﾝ)

『(これってストーカーだよね……一体どうすればいいんだっ……;

どこかのお店に入るべきか……？いや、涼ちゃんに連絡して迎えにきてもらうとか……)』

あ、涼ちゃん免許持ってないや←

『(てか、ストーカーや痴漢で捕まった男って逆ギレする奴多いよね！？)』
(↑なんかのマンガでそういう男を見た←)

「そういう格好してるから痴漢されるんだよ!!!!」

とか

「ストーカーされたくなかったら外に出るな!!!!」

とか……

『(てゆーか何で被害者である女性が理不尽に責められなくちゃならないの！？)』

何だかムカムカしてきたっ!!!!

こうなったら自力でストーカーを抹殺してやる!!!!

『っ！！(後ろを振り向く)』

？「ヒッ！？」

『さっきから後をつけやがって!!!!女をなめんじゃねぇぇぇぇぇぇっ!!!!』

？「ひいいいいいっ！ごめんなさいごめんなさいいいいいっ!!!!」

『このストーカー野郎！貴様のきんのたまを蹴って……』

？「うわぁぁぁぁん！そんなつもりなかったんですううううっ！ｽﾞｸﾞｯ……ﾋｯｸ……」

『……………………;』

え、何故ストーカー側が泣いてるの……←

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『はい、缶コーヒー買ってきたよ』

？「ｽﾞｸﾞｯ…ごめんなさい、ありがとうございます……」

『うん……』

泣きわめく人を放置する訳にはいかず

とりあえずその人を近くの公園まで連れて泣き止むまで一緒にいてやる事に←

『少しは落ち着いたぁ？』

？「はい……ご迷惑おかけしました……

あ、申し遅れました。僕……四ノ宮と申します」

『あ、はい……雪乃です←』
(お前は自己紹介しなくていいんだよ←by.渡辺)

四ノ宮「ほんとにご迷惑をおかけしてしまって…」

『てか、何で私のストーカーなんてしちゃったの？』

四ノ宮「……………話すと長くなるのですが」

『構わないよ、話聞くの嫌いじゃないし』

四ノ宮「実は僕……映画を作ってる会社で働いてて…」

つづく