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その86 『首領さん』 ページ39

見覚えのあるさらさらの金髪はエリスちゃんだった



『な、なんでこんな所に…』


「Aこそなんで拘束されてるの?」



私が知りたい



エリスちゃんを追いかけ回していた男の人は咳払いをすると真面目な表情に戻った

私を見定めるかのように視線を向けてくる




「中原くん…彼女は一体…」




そう問われ、中原さんは今までの出来事を説明した




「なるほど…異能力者、か」




眼光を開いてこちらを見据える瞳は福沢さんを連想させた




「…君、名前は?」


『さ、佐藤Aです…』



ペンをノックする音が大きな部屋に響く

じっと私を見ている首領さんは、一分程すると何かを思い出したように「あっ」と呟いた




「…Aくん、Aくんか!?」


『?さっき自己紹介しましたよね?』


「口調も髪や瞳の色も違うけれど…Aくんに違いない」


『?』




どうやら話が噛み合っていないようだ




「いやぁ! 数年ぶりだねぇ! 私だよ、森だよ!覚えているかい?」


『…何処かでお会いしたことがありますか?』


「あの頃は私も若かった…毎日のように君を勧誘しに行ったりしたねぇ」




懐かしい、と手を擦り合わせながら言う森さんとやら

どうやら嘘ではないようだ




「君の異能は便利だからね、是非ともポートマフィアに欲しい戦力だ」


『一体なんの…』




ついていけなくて、思わずいらいらしてきた

そんな私が、なんのことなのか聞こうとした瞬間





「やっぱり、Aくん、ポートマフィアに入らないかい?」

その87 『なんのこと』→←その85 『高そうなお部屋』



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作品ジャンル:アニメ
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蛍原(プロフ) - nimoさん» コメントありがとうございます! 頑張らせて頂きます!続編でもどうかよろしくお願いします (2018年7月17日 17時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
nimo - 最高すぎます!!好みすぎて一気に読んじゃいました!これからどうなっていくのか楽しみです!応援してます (2018年7月10日 20時) (レス) id: 2bb40f5617 (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - 翡翠飴玉さん» ふふふ、どうなんでしょうか… (2018年7月1日 16時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
蛍原(プロフ) - カティさん» ふふ、どうしたんでしょう…リニューアル、と言っても大きく内容が変わるわけではないので、ご安心?下さいませ!! (2018年7月1日 16時) (レス) id: 5ee87af96c (このIDを非表示/違反報告)
翡翠飴玉 - なるほど、夢主ちゃんの前の人(?)の人格が出てきたのですね? 判ります判ります。←誰だよ (2018年6月30日 18時) (レス) id: 3e84977007 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蛍原 | 作成日時:2018年3月3日 18時

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