【文スト】 いただきます、したら 『うずまき』 にいました。 にっ！

その65　『壱万円札は社長さん』 ページ17

どうやら壱万円札の方こと、福沢諭吉さんはこの『武装探偵社』の社長さんらしい。



今の入社試験も毎回恒例なのだそうだ。

対象の人がとった行動や発言などでその人の本質を見極める…とかなんとか！！


あとで聞いた話では、鏡花ちゃんや中島さんまで誰もがやった経験があるとの事だった。



そんな話をした後、たった一言


「太宰に一任する」


と言って去って行ってしまった。


どうやら、訳もわからないまま入社試験に合格したらしい。





あ、あんなので合格できるんだ…

社長というのは忙しいようだ。

福沢さんは挨拶だけして、何処かへ行ってしまった



も、もう少し顔見たかったかも…

お金に印刷されてるお顔より全然かっこよかったわ！



私は一応高校生なので、名目はバイトとしてだが仕事と給料の量はしっかり正社員と同じになるらしい


それって色々大丈夫なのかとか思ったけど

まぁ、二次元だから！

で片付けた。




「改めまして、 谷崎ナオミですわ！ よろしくお願いします、 Aさん！！」



妖美な笑顔でそういったナオミちゃんは、思いっきり抱きついてきてくれた。



『私こそ！』




『武装探偵社』とか、物語に思いっきり重要なポジションなのに、私が居てもいいのか…


なんて考えたりもしたが、こうなってしまっては仕方ない、うずまきのパスタも毎日食べられるんだし！

と言うことで遠慮なく働くことになった。





こうして私は

『武装探偵社』の社員の一人

という人物になったのだ。




『…ん？ ちょっと待って下さい…いま社長さん「太宰に一任する」って言ってましたよね？ ってことは…』



「私直々の部下のようなものだね！！」



『いやぁぁぁぁあ！？ え、 もしかして中島さんは…』



「直々の部下で太宰さんが自 殺しようとしたりして居なくなった時に全力で探す役目ですよあはは」



『そんなのいやぁぁぁぁぁあ！！！ それなら眼鏡さんの部下の方がいいですよ！！』



「俺の仕事を増やすな！！」



「だそうだよ〜」




つまりは太宰さんの雑用って事ですよね…


いやぁぁぁぁだぁぁぁぁあ！！！

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