俺 様 系 男 子 2【佐野玲於】

ライバル ページ11

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_side 隼_


隼「あ、玲於」


部活に来た玲於を呼び止める


玲於「なに」


俺たちはこの前の事から若干…いや結構バチバチしてる


バチバチしてないようでバチバチしてる


隼「ほんとに付き合ってる？」


玲於「何言ってんの」


隼「だから、ほんとに付き合ってんの？」


玲於「…付き合ってるよ、俺とAは」


隼「そっか」


改めて言われると心が痛い


自爆だけどね


玲於「好きなんでしょ、Aの事」


隼「うん、玲於よりAの事知ってるし俺の方が幸せにできる自信はまだあるから」


玲於「へぇ」


隼「俺の方がずっと好きだしさ」


玲於「別に好きとかに歴関係ねぇよ」


隼「ま、泣かせてばっかだと俺が貰うから」


玲於「望むところ…てか最近泣かせてねぇし」


隼「今後もだからね」


俺さ、恋がこんなにもどかしくて難しいもんだと思ってなかった


気づいたらAも俺の事好きになってくれると思ってた


そんな簡単じゃなかった


すっごい嫉妬するし泣きたくなることめちゃくちゃあるし


こんなになるなら片思いやめたいって思った事もある


だけど諦めたいけど諦められなくて


寧ろどんどん好きになって


でもAには玲於っていう存在があって


玲於は俺の人生にとっても恋にとっても最強のライバルなのかもしれない


隼「ライバルとしてよろしく！」


玲於「は、なんだよそれ笑」


隼「戦うからには正々堂々とね！」


玲於「俺の方が有利だけどな笑」


小森隼、正式にライバルが出来ました

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