story4-再会 ページ5
キド「…また会えたな」
??「何で貴方がここにっ…!」
結局。俺はあの場所にもう一度来てしまった。やっぱり、気になったから。名前くらいは知りたかったし。
??「お帰り下さい…!…ここは、私の…」
キド「帰れないんだ」
??「…え?」
俺は心配そうな顔をする彼女に苦笑いを返した
キド「迷ってしまってな…今度は一人では帰れなさそうなんだ」
??「嗚呼…」
彼女はそう返すと形の良い眉を垂れさせた。いつも物言いは厳しいものの彼女からは優しさが溢れてる。こう言えば無理矢理帰す事も無いだろうな、という俺の作戦はどうやら効いたらしい。
キド「ああ、だから森に出られる所まで案内してくれると嬉しいんだが…」
??「…ふう」
彼女は諦めた様に溜め息を吐くと顔に儚げな笑顔を浮かべた
貴方「…承知しました。私の名前は、A、この森に唯一生き残る妖精です。…貴方のお名前は?」
キド「!…ああ、俺はキドだ」
唯一生き残る…?
少し気になる単語が聞こえたが名前が聞けただけでもラッキーだった為、俺はその事は一先ず置いておくとして自己紹介をした。…この近くの城の姫という事は隠して。
貴方「初めまして、キド様。では、せんえつながら私がこの森をご案内致します。…森で生きている私ですから、もう迷う事は無いかと」
キド「!!///…っ、あー…こほん、そうだな」
うう、やっぱりこの言い訳にするんじゃなかった…と嫌味を言われて後悔するも俺は一人心の中で我慢、我慢と呟き続けた
その様子に妖精な彼女が微笑んでいたのには俺は気づけなかった
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ふうき、小説用メモ見て
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九ノ瀬ミサ(プロフ) - キドが(*´Д`)ハァハァ (2013年8月25日 14時) (レス) id: a31fb0cdef (このIDを非表示/違反報告)
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