黒鍵の曲譜 (ページ33)

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33～安室side～ページ33

バーボン「彼女帰ってきてましたか？」

昨日夜に来ても彼女はいなかった

一晩中どこにいたのか

ベルモット「えぇ、帰ってきてピアノに夢中になっていたわよ
あとそれと、誰かにキスされたとかいって顔真っ赤にして騒いでいたわよ」

キスをされた！！

誰にだ

彼女に男の影はなかったはずだ

ぼくは悶々としたままポアロのバイトへ向かった

一ミリも集中できない

一人お客さんが入ってきた

バーボン「いらっしゃいませ」

目の前に沖矢昴がいた

赤井秀一

沖矢「どうかされましたか
こちらのハムサンドが美味しいと聞いたので」

安室「そうでしたか
ではこちらへどうぞ」

そしてカウンター席に案内した

彼は赤井秀一のはずだ

なぜぼくの前に現れた

沖矢「どうしてきたんだみたいな顔をなさってますね
実は気になってる女性がタマゴサンドが大好きなんですが、そればっかり食べさせるのは栄養に過多がうまれてしまうでしょう
それでハムサンドも研究したいなと思いまして」

タマゴサンド聞き覚えがある

シャルもタマゴサンドが好きだといっていた

まさか

沖矢「その方とやっと一歩踏み出してキスをすることができたんですよ
ここだけの話その方名前は九条Aさんと言うのですが」

ぼくは唖然とした

まさか

彼女はこいつと付き合っているのか

こいつが赤井秀一だと知っているのか

安室「へぇー、そうなんですね」

とりあえず、このことを確かめないと

今日は後のところは梓さんに任せよう