七話「燃やせばいい」 ページ8
貴「・・・」
あたしは黒焦げになったノートを見ながら階段を上っていた
あの後、爆ちゃんはいっちゃんに脅しまがいのことを言ってたのが聞こえてきた
しかも理由が「平凡な市立から雄英に進学する」という箔をつけたいからって・・・
貴「(爆ちゃんマジみみっちい)」
いっちゃんこんなに必死で頑張ってるのに・・・・・ほんと爆ちゃん酷いことするなぁ・・・
貴「昔はかわい・・・・・・・くなかったな」←
よく考えてみたら、昔っから「敵をぶっ殺しに行くぞー!」とか「ヒーロー気取りかよ!」とかヴィラン顔負けなセリフ言ってたな・・・
・・・うん
爆ちゃんはいつまでたっても爆ちゃんだ・・・・←
貴「・・・・・・あ」
爆豪「・・・あ?」
面倒な奴に会ってしまったな・・・
ここはスルーしていくか
そう考え、特に何も言わずに素通りしようと思った
爆豪「チッ、おい!何シカトしていこうとしてんだ!」
が、爆ちゃんの横を通り過ぎようとしたときにイラつき交じりの怒鳴り声で止められてしまった
貴「なんか用?」
爆豪「あ!?なんか用?じゃねぇよ!さっきもだが、テメェ何でいつもデクを庇う!?」
貴「？別にいいじゃん・・・。幼馴染だし」
爆豪「はっ、“無個性”の出来損ないのためにご苦労なこったな」
貴「なんとでもお言いよ。・・・あぁそれと一言。これはやりすぎ」
あたしは真っ黒焦げのノートをひらひらさせながら爆ちゃんに注意した
まぁどうせ言っても聞かないだろうけど・・・
爆豪「・・・・・・お前・・・雄英から推薦が来てたよな」
貴「安心しなさい。全力で蹴るかｒ((爆豪「あ゛ぁ!?んなことしてみろ!ぶっ殺すぞ!?」何故だよ・・・」
爆ちゃんは右手をボンボン言わせながら脅してくる
はたから見たらこれカツアゲだかんね?自覚してる?爆ちゃん
爆豪「お前の“個性”は他の“没個性”共とは訳が違う。ぶっ倒し甲斐もありそうだ!オールマイトを超える前に、まずおまえを潰す!そのためにお前は雄英を受けろ!!」
爆ちゃんは自信満々な顔で高らかにそう言い放った
なるほど・・・つまりあたしは爆ちゃんにとって、オールマイトを超えるための一番最初の関門・・・ということか
貴「・・・・分かったよ。爆ちゃん」
爆豪「!そうかよ」(ﾆﾔ
・
貴「・・・・・・・・・・今すぐ職員室行って推薦の紙燃やしてくるわ」←
爆豪「今までの会話でどうしてそうなんだよ!!?あ、おい待てやゴラ!!」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 685人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (
レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ！将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - 某魔法少年にふおおお！！ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです！この作品大好きです！夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます！無理は為さらずにしてくださいね！ (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
