三十一話「結果論」 ページ32
〜貴方side〜
「〜〜!に・・〜〜!!」
薄れてはっきりしない意識の中、誰かの声が耳をかすめた
一体誰の声だ・・・?
そう思い、あたしは重い瞼をこじ開けるように開けた
貴「・・・金の、ごきぶり・・・」←
目を開けた先にいたのは、先ほどのヴィランのどちらでもなく、平和の象徴兼お隣さんのオールマイトだった
しかし、視界がかすんでほとんど見えていなかったため、オールマイトの髪のあの触覚みたいなやつしか認識できず、割と本気で金のゴキブリかと思ってしまった
オ「ゴッ・・・!?じょ、冗談を言ってる場合じゃないだろ今は!!」←少し傷ついてる
貴「・・・?あ、おーる・・・まいとさんか・・・。なんd――ゲホッゲホ!!!」
オ「!西神少女!今は無理にしゃべっちゃだめだ!」
そう叫ぶオールマイトの声は、顔は、普段のような余裕あるものではなかった
笑顔もなく、ただただ焦りと不安が凝縮されたような・・・そんな感じだった
そんな中、あたしはかつてないほどの量の吐血をした
オ「・・・一体、どうしてこんなことにっ・・・!それに、傷がふさがってない。君、今日の分のクスリはどうしたんだ!」
クスリ・・・
そうだ、これだけは伝えないと・・・
貴「ごめ・・・一個だけ残して・・・全部取られてっゲホゲホ」
あぁ、ヤバいこれ・・・
血を流しすぎたせいか、それとも体の限界からか、また視界がかすみ始めるてきた
それに気づいたオールマイトが必死に声をかけてきてくれたが、その甲斐もなくあたしの視界は暗くなっていくばっかりだった
全く・・・何が『心配かけたくない』だよあたしは・・・
こんなにぼろぼろになって、結局はオールマイトやいっちゃんたちに思いっきり心配かける結果になってさ・・・
あぁもうほんと・・・・皆ごめん
"いらない心配"なんてかけさせちゃんてさ・・・
・
意識が完全に途切れる一秒前
あたしは、何故か知らないが、普通、人がこういう時感じるはずの"死の恐怖"ってやつを・・・全くと言っていい程感じなかった
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時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (
レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ！将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - 某魔法少年にふおおお！！ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです！この作品大好きです！夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます！無理は為さらずにしてくださいね！ (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
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