二十四話「落ち着いて!」 ページ25
〜緑谷side〜
緑谷「さ、さすがに後で怒られるよ!」(汗
爆豪「はっ!あいつが怒ったって微塵も怖かねぇよ」
結局、僕はかっちゃんを思いとどまらせることができず、かっちゃんは乱暴に玄関の戸に手をかけた
緑谷「(ホントごめんAちゃん・・・)」
かっちゃんのことだ。きっとバッキバキに壊す←確定
僕はそう覚悟して、扉が壊れる音に対して身構えた
――ガラガラガラ!――
爆豪「あ?」
緑谷「えっ?」
何故か、玄関の戸は僕たちの想定した音よりも随分軽い音を立てて開いた
爆豪「・・・んで開いてんだよ」
緑谷「ま、まさか・・・これってフラグなんじゃ・・・」
よく、刑事もののドラマとか小説とかにある展開だ
『主人公が依頼人の家に行くと、鍵が開いていた。中に入ってみると依頼人は何者かに殺害された後だった』・・・みたいな
爆豪「馬鹿か。どうせ鍵閉め忘れたとかなんかだろうが」
かっちゃんは呆れ顔で僕にそう言い放つと、そのまま家の中にずかずかと入っていった
緑谷「ちょ!かっちゃん待って・・・!」
爆豪「うっせんだよビビりが!!テメェそんなんでヒーローなれるとか本気で思ってるのか!?記念受験の気ならマジで受けんな!目障りなんだよ!!」
緑谷「・・・っ!!」
かっちゃんは僕に怒鳴った後、「チッ!」と舌打ちして先に進んでいってしまった
違う・・・怖いんじゃない
そうじゃないんだよ、かっちゃん・・・!
緑谷「かっちゃん土足のまんま家に上がっちゃダメだって流石に!!!」←
爆豪「・・・あ゛!?文句あんのかクソビビり!」
緑谷「(今一瞬「あ・・・しまった」みたいな顔したよね!?)」(汗
普段なら、他人の家に行ったとき「靴ぐらいそろえろ!」とかみみっちく言ってくるかっちゃんだ
そんな彼が土足で家に入るとか普通なら絶対あり得ない
緑谷「(・・・まさか、結構心配してたり――)」
爆豪「おいクソ化け猫−−!!!」BOOM!
緑谷「(・・・うん、大きな勘違いだね)」
そもそもかっちゃんが人の心配とか天地がひっくり返るくらいないことだった←
一瞬でもかっちゃんに人を心配する心があるのかなと思った自分を馬鹿らしく思いながらも、僕もかっちゃんの後に続いて家の中に入った
緑谷「(・・・それにしても、こんなに大騒ぎしてAちゃんが起きてこないなんておかしいな?)」
そんなにひどい風邪なのかな?
・
「ゲホゲホ・・・・?あれ?何でこんなとこにヴィランが・・・」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 685人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
時雨花*(プロフ) - 全くですよね。「こいつ空気読めねえのかよ全く」とか言われるのって心臓に突き刺さるものがありますもんね〜(-ω-) (2017年10月29日 23時) (
レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
哀流 - 受け付けの方お話が早いですねぇ！将来は空気が読める人になりたいです (2017年10月29日 23時) (レス) id: f3d50ceb36 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 夏休みなのに夏休みじゃない・・・・ (2017年8月1日 21時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
時雨花*(プロフ) - 私は秘密の部屋が好きです!!あとコメントありがとうございます! (2017年4月19日 7時) (レス) id: ba0d1a5681 (このIDを非表示/違反報告)
汐(プロフ) - 某魔法少年にふおおお！！ってなりました((良いですよねぇ、私はアズカバンが一番好きです！この作品大好きです！夢主ちゃんがドストライク過ぎて...((更新楽しみにしてます！無理は為さらずにしてくださいね！ (2017年4月18日 0時) (レス) id: c3db11d6ec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
