13話 ページ13
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神山「ん、ありがとうございます」
「いえ…」
神山「えーっと…それで、しげの彼女、ではない、と？」
「違います、ね」
はは、と乾いた苦笑いをするしかない。
神山「えー？じゃあどういう関係…えー？」
目の前で困っている神山くんは、今まで見てきたDVDやテレビの神山くんそのままで。
「ふは、」
思わず吹き出してしまった。
「…あ、すみません。笑うところじゃなかったですね」
笑った私に最初は目を丸くしていたけど、
神山「いや、俺も状況おかしくて笑ってしまいそうやったから。全然ええよ、おもろいな今、なんやねんこの状況、って俺も思う」
神山くんも笑ってくれて。
神山「それで…えっと、お姉さんはしげとはどういう関係なん？」
ほんのり頬の赤い神山くんもお酒を飲んだのかな。
話し方がふわふわしてる。
「あーえっと、重岡とは小中高の同級生でした。でも会うのは高校の卒業式以来です、連絡は取り合ってるけど。
…それ以来に会ったっていうのにそれがこれってちょっと信じられませんよね？ほぼ10年ぶりやで？非常識にもほどがある」
重岡をチラ見するけど気持ち良さそうに寝てる。
…腹立つな。
神山「うわーほんまやね。
しげな、普段こんなに酔っ払ったりせえへんねんで？なんなら俺のが弱いからいつも家まで送ってもらったりしてるのに」
へえ、そうなのか。
「…こーんな転がって寝ちゃって。アイドルやのに。こういうの徹底せなあかんのとちゃうんかーってな」
床に転がした重岡の頬を少し引っ張るけど全然起きなくて。
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ひのりーる(プロフ) - 藤井みるくさん» 感想いただきありがとうございます！まだまだ続きますので最後までお付き合い頂けたら嬉しいです！ (2020年6月20日 22時) (
レス) id: 334deb90dd (このIDを非表示/違反報告)
藤井みるく - この小説とても面白いです！こうしんがんばってください(*´ω｀*) (2020年6月20日 14時) (レス) id: caf5bdba53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2020年6月8日 22時
