続き ページ16
そんな事を思っている長義を知らずに、役人は言霊を使って呪いを掛けていく。
「お前は一生、誰も助けれない!」
「家族であっても、友達であっても、誰も助けられない!」
「だから、一生苦しんで死んでしまえ!」
もうやめてくれ、と言ったのは誰だろうか
山姥切長義は、怒り狂った
「ふざけるな!」
彼の大きな声が、周りを怖がらせる。
「何故そんな酷い呪いをかけた!?」
「この子には、何の罪もないだろう!?」
そのあとにいろんな事を言って、育成課の方へと少女を抱えて走った
一部始終を見てた審神者は、その役人を睨むしかなかった。
それが、彼女にある呪い
だから、大切なあの人が死んだ
呪いは、いつ終わるかわからない。
そして、ブラック本丸。
刀剣の引取のために、審神者であるまだ赤子の弟を抱え、長義と共に廊下を歩いていた。
初期刀の加州と、初鍛刀の謙信、そして長義と一緒に、弟を守れる刀剣を探していた
このブラック本丸の引取に関しては、自分たちが一番先だった。
『長義、これは』
「君が決めたらどうだい、」
『じゃあこの四振りとこれ』
「えっ、日向正宗と長船派の太刀じゃないか」
これでいいのか、という長義に、少女は頷く。
『だって、長義に縁があるから』
最大五振りまでだから、この刀剣達を選んだのか、と思った
そして、赤子が触ると、五人の人影が現れた
『俺の「こら」、、私の名前は__。名前は忘れた。この子が君達の主だよ。よろしくね』
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←彼女にとって、その首は親であって。でも、彼らにとって、それは。
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作者名:夜桜 | 作成日時:2020年5月4日 9時