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轟くんが炎を出すがあっさり躱される
「氷に炎」
私が轟くんの背後にいると轟くんが自由に動けない
一度離れる……？
でも、まだ轟くんの傷を完全には治せてない！
「言われたことはないか？゛個性゛にかまけ挙動が大雑把だと」
『轟くん！！』
ステインの刀が轟くんを切ろうとする
「化けモンが……」
『っ！』
間に合わなくてもいい！ステインが距離をとってくれれば今はそれだけで……！！
大鎌を振るってステインを離そうとした時
「レシプロ……バースト！！」
『……飯田くん？』
飯田くんが飛んできてステインの刀を折った
そして、更に攻撃をする
「飯田くん！！！」
「解けたか。意外と大したことねぇ゛個性゛だな」
「轟くんも緑谷くんもAくんも関係ない事で……申し訳ない……」
「またそんな事を……」
「だからもう、三人にこれ以上血を流させるわけにはいかない」
『私、血流してないんだけど……』
むしろ無傷だよ無傷
「感化されとりつくろおうとも無駄だ。人間の本質はそう易々と変わらない。おまえは私欲を優先させる贋物にしかならない！゛英雄゛を歪ませる社会のガンだ。誰かが正さねばならないんだ」
「時代錯誤の原理主義だ。飯田、人殺しの理屈に耳貸すな」
「いや、言う通りさ。僕にヒーローを名乗る資格など……ない」
『！』
飯田くんの腕から血が流れる
「それでも……折れるわけにはいかない……俺が折れればインゲニウムは死んでしまう」
「論外」
『っ……』
空気が変わった
私も応戦しないと
「馬鹿っ……ー！ヒーロー殺しの狙いは俺とその白アーマーだろ！応戦するより逃げた方がいいって！！」
「そんな隙を与えてくれそうにないんですよ。さっきから明らかに様相が変わった。奴も焦ってる」
『それに今逃げたら私は一生後悔する事になる』
動けないヒーローに触れて彼に被害が及ばないように言霊を使う
「轟くん、温度の調整は可能なのか！？」
「炎熱はまだ慣れねえ、何でだ！？」
「俺の脚を凍らせてくれ！排気筒は塞がずにな！」
「邪魔だ」
ステインのナイフが轟くんに向かう
『……させないよ』
大鎌を振るってナイフを飛ばす
「おまえも止まれ」
ステインがすかさず2本目を投げてくる
『っ間に合わ……！！』
飯田くんが私を庇って腕にナイフが突き刺さる
「飯……」
「いいから早く！！」
「っそ！」
触れないと止血することが出来ないのに飯田くんは触れる隙を与えてくれないままステインに向かっていく
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𝓡𝓮𝓷 - ええと、多分なんですが16話で｢俺らって完全に引き立て役だよなぁ｣｢だるいよねぇ｣が｢たるいよねぇ｣ってなってますよ！ (2023年3月21日 20時) (
レス) @page16 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
律 - とても面白いです！ (2020年1月18日 17時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2020年1月9日 21時
