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「そうだね。だからこうして直接君に教えに来たんだ」
『なるほど……』
「言霊は言葉にしなくても君が心の中で願うだけでも発現する」
『え！？』
「君が強く願えばね。例えば言葉を発することが出来ない状況とかでね？」
『……それは、この先で必要になるって事？』
「それは僕にはわからない。でも、君なら未来を見ることが出来る」
『未来も……？』
「言っただろう？言霊は君の願い全てを叶えると」
『それじゃあ！これから先のことを知ることが出来るってこと！？』
「そうだよ。それで君の大切な人達を守る事が出来る……ただ」
『ただ？』
「本来、普通の人間は知ることが出来ない事だ。出来たとしても数分先とかだ。でも君は何時間、何日、何年も先のことを詳細に見ることが出来る。もちろん、代償はあるけどね」
『その、代償は……？』
「個性には限界があるだろう？それと同じさ。あまり先のことを見すぎると脳の処理が追いつかなくなり脳を休める為に眠りにつく。いつ目覚めるかは僕にもわからないよ。君次第さ」
『眠りにつく……』
「君はこれから先のことを知りたいようだから今すぐにでも見ようとするだろうけどいきなり見ちゃうと身体がびっくりしちゃうからね。慣らすために僕が指導してあげるよ」
『貴方の指導を受ければ大丈夫って事？』
「そうだよ。ついでに君本来の能力を解放も兼ねてね」
『私本来の能力……？』
「更に詳しい事は特訓しながらするとして……2つ目の個性:死神について教えるよ」
『！』
「死神は君の生まれつきの個性さ。僕の祝福とは別にこの世界に生を受けた時に授かった個性になる。これは僕も予想外だったね」
『生まれつきの個性……じゃあ、言霊がなかったら死神の個性だけになってたってこと？』
「そうさ。ただ、死神は名前の通り死の神。人知を超えた能力を扱える代わりに代償も大きい。それは君が身をもって体験しているだろう？」
『……大量の出血』
「そうさ。君を呼んだのは死神の個性を使っても言霊の個性で代償を抑えるようにすること。そして、未来視の仕方を教えるためさ」
『そっか……』
それを完璧に出来るようになればもっと強くなって出久を守れるようになる
『お願いします！私を強くしてください！』
「大丈夫。お願いされなくても元々そのつもりだから」
そう言って彼は優しく微笑んだ
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𝓡𝓮𝓷 - ええと、多分なんですが16話で｢俺らって完全に引き立て役だよなぁ｣｢だるいよねぇ｣が｢たるいよねぇ｣ってなってますよ！ (2023年3月21日 20時) (
レス) @page16 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
律 - とても面白いです！ (2020年1月18日 17時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2020年1月9日 21時
