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職場体験当日
結局、私はヒーロー名を決めることが出来なかった
特別に職場体験が終わるまでに決めるということで話は終わった
「コスチューム持ったな。本来なら公共の場じゃ着用禁止の身だ。落としたりするなよ」
「はーい！！」
「伸ばすな。「はい」だ芦戸。くれぐれも失礼のないように！じゃあ行け」
相澤先生の言葉に皆それぞれが選んだ事務所のある場所へ向かっていった
私も自分が選んだ事務所へ向かう
私が選んだ事務所は実績のない事務所だ
なんで選んだかというと自宅に直接手紙が送られてきたからだ
手紙の内容は
『言霊と死神の正しい使い方を教えてあげる』
だからだ。怪しすぎて最初は疑ったけど何故か行かなきゃ行けないと思ったからだ
この勘が間違いではないことを願うばかりだけど
『ここで合ってるよね？』
事務所までの地図を確認する
合っているようだ
意を決して事務所の扉を開ける
『何これ……』
扉を開けると真っ暗だった。それもただ暗いとかそういう問題じゃない
暗黒。そう呼ぶのに相応しいぐらい先の見えない暗闇だった
恐る恐る手を伸ばして見ると中に吸い込まれるように入っていった
まるで結界だ
『やっぱり……私の勘は間違ってない』
そのまま私は暗闇の中に入っていく
『ここは……』
暗闇の中はとても明るかった
明るいというより白い
壁も床もないような無限の白
あの扉の暗闇とは対照的だ
「やぁ、待っていたよ」
『貴方は……？』
その白い空間にぽつんと1人の男性が立っていた
その姿は余りにも人知を超えた存在に見えた
「僕は君をこの世界に落とした本人さ」
『という事は神様みたいなもの？』
「おや、驚かないんだね。意外だ」
『それ以上の経験をもうしたからね。それに、なんとなく……そんな気はしていた』
「そうかい。それなら話が早くて助かるよ。僕は君の個性を最大限に使えるようにするために来たんだ」
『じゃあ、今よりもっと個性をちゃんと扱えるようになるってこと？』
「そうだよ。まずはもう一度、君の個性について教えよう」
『お願いします』
「1つ目の個性:言霊については大体分かっていると思うけど願うだけで全て叶う。これは僕が君が前に住んでいた世界とこの世界があまりにも違うから祝福として贈ったものさ」
『祝福って……チート過ぎると思うけど』
「この世界で生き残る為に必要な個性だと思っているよ」
『確かにそれについては感謝してるけど……凄すぎて扱いきれてないのも事実なんだけど』
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𝓡𝓮𝓷 - ええと、多分なんですが16話で｢俺らって完全に引き立て役だよなぁ｣｢だるいよねぇ｣が｢たるいよねぇ｣ってなってますよ！ (2023年3月21日 20時) (
レス) @page16 id: aff6f0444c (このIDを非表示/違反報告)
律 - とても面白いです！ (2020年1月18日 17時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2020年1月9日 21時
