【あんスタ】元アイドルの私が夢ノ咲学院に転校した理由

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『ふぅ……』

音楽室に移動し守沢千秋達に向き合う

｢頼む！協力してくれないか！！｣

『お断り。私は私が認めた人にしか曲を提供しない』

｢それでは困るんだ！｣

『こっちだっていい迷惑よ！』

少しは人の話を聞けって

『英智に何て言われたからはわからないけど私は協力できない』

本当に英智は何を考えて……

｢っ……お前の曲を聞かせてもらった｣

『…………仙石忍から？』

｢ああ｣

『聞かせるのは別に構わない。でも、提供するのは話が別』

｢拙者からもお願いするでござる！今回のは隊長殿が苦労して手に入れた仕事なんでござる！！｣

｢仙石……｣

『……知ってる。でもね、仕事を取るのに苦労するのは当たり前なの。頼み一つで協力してくれる人なんて相当仲がいいか、お人好しだけよ』

大方、英智のことだから私が協力しようがしまいがどうでもいいんだろう。これはついで
英智の気まぐれだ

｢確かに……そうかもしれないが……｣

｢じょ、条件があれば！協力してくれるでござるか！｣

｢そうか！条件！頼む！！協力してくれるならなんでもする！！｣

条件といっても……これといって望みはないし……それに転校したばかりで詳しくない

『条件…………』

｢頼む！！！大事なステージなんだ！！｣

｢隊長殿！？｣

『ちょ、ちょっと……』

突然、守沢千秋が土下座をした

｢この通りだ！！｣

｢っ拙者からも！お願いでござる！！！｣

『わかった……わかったから……土下座やめて……』

これじゃあ私が悪者みたいじゃない……

｢協力してくれるのか！！｣

｢協力してくれるでござるか！！｣

『いや……だから…………はぁ……』

どうしよう……

『………………これは仕事の依頼って認識でいいの？』

｢む？そうだな……そうなる！｣

『なら……私の条件は、仕事なんだからそれ相応の報酬を私に払う。それでいい？』

｢かわった！それで構わない！｣

『それじゃあ、仕事の話をしよう』

守沢千秋に今回のステージについて詳しく聞いた。場所は遊園地のステージを貸し切ってのライブらしい
私に依頼したいのは前半の三年生二人の曲。後半の流星隊の曲。そしてステージで使うBGMらしい
多いと思ったけど新人のお披露目ステージだから全て新しくしたいんだろう
曲に関しては問題ないが………………やるしかないか
引き受けちゃったし

『まんまと英智の策にかかった気がする……』

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