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「おぉ、転校生!どうしたどうした、なぜ保健室にいる?体調でも崩したのか?もしかして、こないだの俺の風邪がうつったのか!?」

「ううん。僕が目の前でぶっ倒れたからね、ここまで肩を貸してくれたんだよ。彼女には怖がられてると思っていたのだけど、見殺しにもできなかったみたいだね」

怖がられる……?

「そうか、それは良いことをしたな転校生!褒めてやろうっ、よぉしよしよし♪天祥院もピンチのときは助けを呼べっ、いつでも俺が駆けつけてやるぞっ☆」

『暑苦しい……』

「ん?お前は……」

気付くのが遅いと突っ込むべきか……いや、やめておこう……面倒くさいことになりそうだし

「そうか!お前が新しく出来た作詞作曲科に転校してきた女子だな!」

『どーも』

「俺は守沢千秋、3年だ!流星隊というユニットで流星レッドだ☆」

『は?』

流星レッド……?

「それより千秋、僕を探していたらしいけれど。いったい、何の用だったのかな?」

守沢千秋の発言に困惑していると英智が助け舟を出してくれた

「うむ!こないだ提出した企画書の件だが、どうなっている?そろそろ返事がもらえないと困る、急な仕事だからもうレッスンなどを始めてしまっているのだ!」

「あぁ……あの企画書なら、残念ながらボツだよ」

「なぜだぁああ!?今回の仕事は、俺たち『流星隊』がいつも公園でやっているヒーローショウの拡大版というか発展系だ!憧れの遊園地の舞台で、俺たちの活躍をチビッコたちに見てもらう!素晴らしい仕事じゃないか、何がいけなかったんだっ?」

流星隊ってのはヒーローをモチーフにしたアイドルユニット?なのかな

「千秋。いったん冷静になって、自分の立場を思いだしてくれないかな?」

「うむ!俺は夢ノ咲学院の『正義の味方』、燃えるハートの守沢千秋!真っ赤に燃える生命の太陽、流星レッドだ……☆」

う〜ん、暑苦しい

「うん。そうだね、君はアイドルだよね。特撮番組の俳優でも、スタントマンでもない。たしかに『流星隊』は、ヒーローを命題とした『ユニット』だけれど、あくまでアイドルであって、ヒーローそのものではない。ヒーローっぽいアイドルというだけだよ。その点は理解しているね?」

「む?もちろんだっ、俺はヒーローだが同時にアイドルでもある!」

「……君には、素直に言ったほうがいいかな。生徒会としては、学院側としては、『ヒーローごっこ』にお金はだせない。公式のドリフェスと認めて、出費はできない」

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設定タグ:あんスタ , あんさんぶるスターズ , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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ぶるブルブルミちゃん(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!!!! (2022年1月4日 22時) (レス) id: 33d476be95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポン酢 | 作成日時:2020年4月26日 4時

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