少女が抱える深い闇 (ページ3)

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最悪な知らせ___。ページ3

ポッター家に双子の子が生まれた。

あれから一年。
兄も妹も、最近やっとママ、パパと言えるようになったばかりだ。

しかし妹、ジャニスは強い魔力の持ち主でもあった。
母であるリリー・ポッターは強い魔力をもつ、ジェニスのことが恐怖の対象でしかなかった。

「ハリー、おやつよ。」

だから、可愛いのは息子のハリーだけだった。

「リリー、ジェニスにもおやつを用意してあげなよ。君は少しジェニスを避けすぎだよ」

ジェニスのことが可愛くて可愛いくてたまらない夫、ジェームズにそう言われることも多かったが、リリーはどうしても、ジェニスに愛情を捧げることができなかった。

そうしてまた数ヶ月をすごしていく。
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ある夜、リリーとジェームズの元先生である、ダンブルドアが家を訪ねてきた。

「先生、どうしたんですか？」

「......あることを伝えにきたのじゃよ、
ジェームズ。」

ジェームズはあること？と怪訝そうに眉をひそめる。
リリーはその会話に耳を傾け、二人を抱いてジェームズの隣に座った。

「ヴォルデモートが.....
ハリーとジェニスを探しとる、とのことじゃ。血眼になってな。」

「そんな、どうしてハリーが！！」

突然声を荒げた母に、驚いたのか、
ハリーとジャニスはびくっと体を跳ねさせて泣きはじめた。
ジェームズはハリーとジェニスを抱き上げ、リリーに座るよう促した。

「どうしてあいつがハリーとジェニスを探すんですか？」

「2人のどちらかが、ヴォルデモートを倒すという予言があったんじゃよ。
そしてそのどちらかが、予言の子を守る存在という予言もな…」

そんなぁ、と泣き崩れるリリー。
ジェームズはジェニスとハリーをソファにおろし、リリーの身体を抱きしめた。

「そんなっ！どうしてハリーが！！
普通に幸せに育ってほしかったのに！
追われるなら、ジェニスだけで充分よ！」

「リリー、ジェニスの前でなんてことを言うんだ！！」

そしてついに、その運命の日はやって来た__。