小悪魔☆ハニーvol.43《T.MASUDA》

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「私にも同じ位の娘がいるんですよ…」









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運転手ｻﾝは「来月結婚するんですけどねw」って。









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「おめでとうございますw」って返事をすると
「ありがとうございます//」なんて。
嬉しそうに答えてくれた。









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そこで「正直…父親の気持ちってどうなんですか?」って聞いてみた。









「複雑ですね…w」









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大切な娘が幸せなのはいいこと。

でも大切な娘だからこそ…嫁に行かせたくない。









「嬉しいような悲しいような…ですかね。」









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運転手ｻﾝは少し寂しそうな顔をして「着きましたよ。」って教えてくれた。








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支払いをし…車から降りようとすると。
「でもね。」って。







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「もし…。うちの娘も。
あんなふうに彼氏と仲良く楽しそうにしてるのかなーと思ったら…父親の出る幕はないですねw」









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貴久「…w」

運転手「…お幸せにw」

貴久「ありがとうございます//」









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なんだかﾎｯｺﾘ…。






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仕事で張り詰めていた緊張が
一気に緩んだ感じ。









いい意味でね。







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Aのために
早く仕事終わらせなきゃな。

そー思って仕事した。








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夜7時。









仕事が終わり、1人電車に揺られて帰宅。
すぐに着替えて車に乗り込んだ。








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でもめちゃくちゃお腹すいてて。
Aの実家に行ってご飯。ってのも悪しい

悩んだ挙句。








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山田んとこでご飯。






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山田はちょうどお客さんと話してて
ｵﾚはｶｳﾝﾀｰの空いてるとこに座ってｵｰﾀﾞｰ。






知念くんに嫌味を言われたけど
気にもせず…

早く食べてAのとこに行くつもりだった。









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山田はなんか不機嫌そうに奥の部屋に行ってしまい…
知念くんはｸｽｸｽw

「涼介も減給だなー」って笑ってた。







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半分くらい食べたところで
「あれ…なんでだろ…」と。

ｵﾚの隣で女性の声が。









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人がいたことも気がついてなかったｵﾚw









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何事かと思うと「あ、治ったw」って
その人はｽﾏﾎをﾅﾃﾞﾅﾃﾞ…。









Aみたいw









貴久「ふっ…w」









思わず吹き出すとその人は







「うるさかったですか?!ｽｲﾏｾﾝ!!」

貴久「いえいえw」








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「変なﾄｺ見られちゃった」って笑った。

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