小悪魔☆ハニーvol.43《T.MASUDA》

story2076 ページ27

.

ｵﾚが山田に気を取られてると
「聞いてます?!」って言われて。







慌ててﾏﾐさんを見るとﾆｺﾆｺ。









「私も新しい恋…しなきゃな♪」って。
ｵﾚを見て微笑んだ。









.




ﾏﾐさん「今…恋…してますか？」

貴久「…ｵﾚ?」

ﾏﾐさん「…///」









.





唐突に聞かれてﾋﾞｯｸﾘ。









.



恋。か。









貴久「…して…ますw」

ﾏﾐさん「え?」









.

貴久「…ふふwそろそろ行かなきゃ…」

ﾏﾐさん「あ。じゃぁ私も…」









.





恋をしているか、と聞かれれば
答えはYes。

ただ、失恋したばっかりの女性を前に
彼女の話しで惚気けてしまうのはちょっと気が引けた









.





会計は山田。
ｵﾚはﾏﾐさんの分のｺｰﾋｰ代も払った







.







帰り際「先輩、ｱｲﾂ…」って。
山田は不機嫌そうにｵﾚに言う









ｱｲﾂ。は。Aのこと。









貴久「知ってる」

涼介「ですよね」








.





貴久「じゃぁな」

涼介「お大事に…。」








.







何か言いたげな山田。









でもそれ以上話はしなかった。









.




さて…









ﾏﾐさん「あのー…」

貴久「はい?」

ﾏﾐさん「よかったらこの後飲みに…」








.





そこまで言って。
ﾏﾐさんはｵﾚの右手を見て「あ…//」って。









貴久「ｽｲﾏｾﾝ…車で来てて。」

ﾏﾐさん「いえいえ。」









.



残念そうなﾏﾐさん。
「あの。駅ってどっちでしょうか…」って聞く。









.




そっか。
初めて来たって言ってたっけ…




こんな時間に1人で駅に向かわせるのも可哀想かな。






.






貴久「駅まででよかったら送りますよ」

ﾏﾐさん「いいんですか//ありがとうございます♪」









.



ﾍﾟｺﾘ。と頭を下げ。
ﾏﾐさんはｵﾚの後をついて歩く。








.





ｺｲﾝﾊﾟｰｷﾝｸﾞ。
料金を支払い、ｵﾚは後部座席のﾄﾞｱを開けた。









.



ﾏﾐさん「…。」

貴久「…?」

ﾏﾐさん「隣…ﾀﾞﾒ?」









あー…助手席。








.




貴久「ｽｲﾏｾﾝ。ﾀﾞﾒですw」

ﾏﾐさん「…そうですか…//」









.



ｼｮﾎﾞｰﾝな感じのﾏﾐさん。
大人しく後部座席に乗り込んだ。









.






ｵﾚも車に乗り込むと
「隣…。誰か乗るんですか?」って。







.




「…隣に座る人は決まってるんですw」

story2077→←story2075

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す