小悪魔☆ハニーvol.23《T.MASUDA》

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増田「脅されてる…？」







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小山「あの時…。

希ちゃんは『私は無理矢理貴方の代わりに襲われたの。』って言ってたみたいで。

『別れてくれるならこのまま穏便にすませるけど…別れてくれないなら増田くんの会社の前で全部ﾊﾞﾗしてやる』って言われてたみたい…」









ｼｹﾞ「それでAちゃんは身を引こうと思ったのか…」





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…そんな話は知らない…。









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小山「希ちゃんは…ﾌﾗれたことのない子だから。
ﾌﾟﾗｲﾄﾞが傷つけられたんだろうね…」

ｼｹﾞ「でもそんなこと言ったって
まっすーなら別れないって…」









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小山「うん。それもわかってたみたい。

『増田くんからは絶対に別れないだろうから
あなたから離れて欲しい。』って…」









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ｸﾞﾗｽを持つ手が震えてる。
そんな話聞いてないし…





もしそれが本当ならばｱｲﾂに一言言ってやらないと気が済まない。









ｵﾚは感情を殺しながら「他には…？」と聞き出した









けど小山は「それ以上は教えてくれなかった」と申し訳なさそうに俯いた。









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思わず席を立つと「まっすー‼」とｼｹﾞに止められ。
ｵﾚは「Aに聞いてくる‼」と怒鳴った。

「聞いてどーすんだ‼」って言われて…。









…。







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松本「それであの時…。ﾌﾞﾚｽﾚｯﾄを探しに来たってことか…」









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松本「ｲﾀﾘｱ旅行の時の電話も…
ｵﾚが連れてるのがAだと思ったってことねー」


増田「…」









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さすがは、No.1ﾎｽﾄ...。
話の理解力もすごいし記憶力もいいらしい









松本「ﾆﾉ...あ。いや、ﾀｸﾏにも色々聞いたからね。」

増田「…。」









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松本さんは「それにしてもﾊﾞｶだねぇ…w」って呆れて笑う。









松本「そんだけAのこと抱いといて…間違えるなんてw」

増田「それは…。酔ってたし…。」









それ以前に記憶がねーし…。









ｼｹﾞ「とにかく。ｵﾚは…別れた方がいいと思う…」

増田「無理だよそんなの…」









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ｼｹﾞ「どうせ同棲も今週までなんだろ？
だったら少し距離を開けてもいいじゃねーか。」

増田「でも‼」









ｼｹﾞ「ならAちゃんは今から一生愛人生活かよ‼」






酔っているのか。
珍しくｼｹﾞが大声を張り出した。

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