小悪魔☆ハニーvol.16《T.MASUDA》 (ページ10)

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飛びつきたくてｳｽﾞｳｽﾞしてるA…。

下唇を噛んで。
「行くぞー…w」って雰囲気。

でもここは駅。
「待てっ‼」と。
手のひらをAに見せ
落ち着かせると

一気に拗ねる…。
ｺﾛｺﾛと表情が変わって面白い。

でもｵﾚが両手を広げた瞬間。
やっぱり嬉しそうに飛びついてきた。

「おかえりなさい♪」

「…ただいま。」

「逢えたー♪」ってはしゃぐA…。
でもｵﾚの右手にはｹ-ｷが……w

「A…ｹ-ｷ…ｹ-ｷ...w」って箱を見せると「あぁｺﾞﾒﾝﾅｻｲ...///」って体を離す。

おまけにAは傘を1本しか持ってきていなくて。「あいあい傘をしましょー♪」って嬉しそう。

増田「じゃ。ｹ-ｷ持って。」

A「うん♪」

…女物の傘だから…2人で入るには少し狭いw
傘はｵﾚが持って…

ｹ-ｷと鞄はAが持ってくれた。

「今日のご飯なに？」
「貴久の好きなものー♪」

「餃子⁇」
「ぶーっ♪」

「…ずんだｼｪｲｸ?」
「なにそれw」

…初めてのｱｲｱｲ傘。
ｵﾚの鞄を抱っこして。ｹ-ｷの箱を大切そうに持って歩くA。

増田「もっとこっちに寄れって…。」

少しだけ肩が濡れてて。
その肩を抱き寄せて歩いた

A「…雨の日。楽しいね♪」

増田「…ｵﾚは晴れの日が好きw」

A「…そーだよね。」

増田「でも。Aがいるなら雨の日もいいかもな」

照れ臭い…///
だけど正直な気持ちだった。

A「…前はｱｲｱｲ傘。出来なかったから。
今日は嬉しいな。」

うつむきながらﾎﾟﾂﾘ....とそう言った。

増田「これからたくさんｱｲｱｲ傘…しよーな」

A「雨の日はお迎えしてってｺﾄ?」

増田「そーゆーことw」

A「どしゃ降りでも？」

増田「うん。」

A「…台風でも？」

増田「…台風なら…会社休むw」

A「ふふっ…♪」

こんな会話をしてるだけでも。
もう幸せで。

隣でくっついて

Aが笑ってくれることが嬉しかった。