ストーカーさんはとても優しい人 洸希 ページ7
私はストーカー被害に遭っている
ただ、ストーカーさんはいつも玄関の前に私の好きなものを置いていく
「ストーカーさん、聞こえてますか?」
「はい、聞こえてます」
返事はしてくれるけど、顔は見せてくれない
「私、ストーカーさんの顔を見てみたいです」
「だめです。見せたくないです」
やっぱり今日もだめか
もうこれは最終手段にでるしか
「じゃあ、また明日」
家の中に入ったところで悲鳴をあげる
「Aさん!?」と慌てて家に入ってくるストーカーさん
「やっと、お顔出してくれましたね」
「、、あ...騙しましたね?」
「どうしても見たかったので、騙してしまいました」
「がっかりしましたか?」
「いえ、思っていたよりイケメンで驚いてます」
少しほっとした表情になるストーカーさん
「そういえば、名前はなんていうんですか?
ストーカーさんは長くて言うのが大変です」
「、、洸希です」
「洸希さん、ストーカーなんてやめてお友達になりませんか?」
「それはいやです
ストーカーにしかできないことってたくさんあるので」
この関係から抜け出すのにはもう少し時間がかかりそうです
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作者名:ふらわーー | 作成日時:2017年12月10日 16時