9人の男と恋してみませんか？ (ページ6)

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駅のホームで男の子を見かけました　　　壮吾ページ6

私の使用している駅にはよく鉄オタが来る
今日も最近見かけるようになった男の子がいる

そろそろ電車が来るので、男の子の隣に立つと

「その制服､､もしかして星屑中学の人ですか？」

「はい、そうですけど､､､」

「そうなんだ！俺、今日からその中学に転校する伊藤壮吾です！
もしよかったら、一緒に登校してもいいかな？」

ヤンキーみたいに怖い人でもないし、
転校してきて道とかがわからないのかもしれないから、
一緒に登校することにした

電車はいつも人が多くて大変だけど、
さすがにもう３年間もこれだから慣れた

と、その時に電車が大きく揺れた

「っ、と､､大丈夫？」

壮吾君に肩を引き寄せられて、ぶつからずに済んだものの
、、私は今、壮吾君の腕の中にいる

「ごめんね、降りるまでこのままでもいい？なんか離したくなくて､､」

突き飛ばすことだってできるのに、それをしない私はなんなんだろう
今日初めて喋った男に抱きしめられてるのに、嫌じゃない

きっと、私は壮吾君に一目惚れしたんだ

いつか、この気持ちを伝えられたらいいな

１か月後にはもう付き合ってるだなんて、
この時の私は全然思ってなかっただろうな