【27】 ナイショの話 ページ27
神童｢そういえば霧野、あの話は聞いたか？｣
霧野｢...？なんの話だ神童｣
神童｢なんでも、狩屋とAが付き合ったとか｣
霧野｢！｣
そんな何気ない神童の言葉に、眉をひそめる霧野
様子がおかしいと気付いた神童は、心配そうに霧野を見つめる。
神童｢.....もしかして、Aに好意を抱いていたのか？｣
霧野｢いや....、まさか｣
神童｢すまない....！そうとは知らずこんな話を｣
霧野｢神童！｣
突然の大きな声に、体をビクリとさせる神童
霧野｢........いいんだ。｣
そう告げると、霧野は校庭に向かった。
霧野とはすれ違いに、授業を終えた狩屋と天馬が部室に入室する。
先程までの空気が一変し、和やかな雰囲気に包まれる。
天馬｢神童先輩！こんちには〜！｣
狩屋｢ども、神童先輩。｣
神童｢あ、あぁ。天馬...と狩屋｣
少し気まずそうに笑う神童を見て、2人は顔を合わせる。
神童｢ところで狩屋。｣
狩屋｢はい？なんですか｣
神童｢.....Aと付き合ったって話。本当なのか｣
着替えをしていた狩屋の手が、ピタリと止まる。
そして神童の方へくるりと向き直り、ニコリと微笑んで見せた。
狩屋｢付き合ってますよ。噂で聞きました？｣
神童｢あぁ.....まぁ｣
天馬｢えぇーーーー！！！｣
重い雰囲気を、天馬の声が吹き飛ばした。
天馬｢狩屋ほんとにずるいー！俺も付き合いたーーーい！！！｣
狩屋｢天馬くんにはあおいちゃんがいるでしょ。｣
天馬｢あおいとAちゃんとではちょっと比べられないかなぁ〜あはは｣
狩屋｢なんだよそれ｣
いつも通りの明るい雰囲気に戻り、少しほっと胸をなで下ろす神童。
準備を終えて、校庭に出ていこうとした時
腕を狩屋に掴まれる
狩屋｢.......霧野先輩に協力なんて、しないでくださいね？｣
天馬に聞こえないような小さな声で
神童の耳元にささやく
不敵な笑みをうかべて
パッと腕を離し、またにこやかに天馬と会話を始める。
天馬｢神童先輩と何話してたのー？｣
狩屋｢んー？今日の練習何かなって思ってさ｣
神童(........霧野に協力？)
なんの事だ と思いながらも、神童は校庭への歩みを進めた。
続く (更新停止中)
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ひな(プロフ) - 永真さん» 応援のお言葉、ありがとうございます！更新しましたので、良かったら見ていってくださいね(^-^)♪ (2018年9月4日 2時) (
レス) id: 0c1a0e700c (このIDを非表示/違反報告)
永真 - 最高です!更新頑張ってください!! (2018年9月1日 14時) (レス) id: c62d31390f (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 博麗ちゃんさん» コメントありがとうございます！更新がスローペースですが、のんびり楽しんでいただけたら嬉しいです〜〜〜！！ (2018年8月26日 14時) (レス) id: 0c1a0e700c (このIDを非表示/違反報告)
博麗ちゃん - ＼( 'ω')／ウオオオオオアアアーーーッ 絵のクオリティやばくないですか！？狩屋好きなのでありがたいです！！ (2018年8月9日 16時) (レス) id: 04dfcacc58 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ミルクさん» ありがとうございます！！！私も狩屋大好きです！楽しんでもらえてよかったです〜〜〜^^ (2018年3月27日 20時) (レス) id: 0c1a0e700c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2018年1月3日 2時
