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体育祭まであと１週間です！
今日は競技練習！
貴｢はーい！赤組女子はこっち集まって〜、ダンスの練習しまーす！｣
毎年ダンスリーダーが考えた振り付けで女子がダンスを踊るんだ〜！
ダンスと応援は特別賞に関わってくるからかなり力が入る！
ちなみに男子は綱引きです
｢ きゃー！山田せんぱーい！ファイトでーす！｣
女子の声援がとぶ
それに笑顔で答える涼介
｢きゃーーー！！｣
なんかむかつく。
なにあの笑顔、デレデレしちゃって！
貴｢こーら！女子はダンスでしょ！｣
｢はぁーい｣
別に私が怒ることじゃないじゃん
なんで、こんな思い…
涼介と目が合う
が ん ば れ
ドキッ
口パクだったけどちゃんと分かった
いっつもイジワルなくせにたまに優しい
涼介に答えるためにガッツポーズをすると
満面の笑みの涼介
かわいいな笑
さ ｢ちょっとA！ボーっとしてないでダンス覚えてよ！！｣
貴 ｢あ、ごめん！さら！｣
さ ｢…アンタ山田くんに惚れちゃった？｣
貴｢えぇぇ/// ｣
さ ｢ あら、図星？ ｣
貴 ｢うぅ、さら昼休み話…きいてくれる？｣
さ ｢ ふぅ、分かった｣
貴 ｢ありがと！｣
さ ｢とりあえず今は練習に集中してよね！｣
貴 ｢は〜い｣
昼休み
私はさらを人気のない階段の踊り場に連れてきた
さ ｢で？話って？｣
貴｢うん…あのね！私、最近おかしいの｣
さ ｢おかしいのはいつものことじゃない？｣
貴｢ちがうよー！こないだ大ちゃんと一緒に帰っときすっごく楽しくってつい大ちゃんが彼氏だったらなとか考えちゃった｣
さ ｢へぇー有岡くんね〜｣
貴 ｢でも今日、涼介が他の女の子に笑いかけただけで嫌だ！って思ったしがんばれって言われただけでドキッとしちゃった｣
さ ｢なるほど、どっちにも心が揺れてるっところね｣
貴 ｢や、やっぱりそうなのかな？私恋したことないから全然分かんなくて…好きとか付き合うとか…｣
さ ｢いいんじゃない？時間はたくさんあるんだし2人と過ごしていくうちにどっちか選べると思うよ｣
貴 ｢う、うん｣
さ ｢恋ってそんな堅苦しいもんじゃないよ、素直に自分の思ったことを信じる。ただそれだけ。｣
貴 ｢素直に…思ったことを信じる。｣
さ ｢ てきとーでいいのよ！伊野ちゃんぐらいがちょうどいいの！｣
貴 ｢伊野ちゃんはてきとーすぎだけど、さら！ありがと！私がんばってみる！｣
さ ｢うん！｣
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作者名：だ~やま いちごてぃ | 作成日時：2015年10月3日 22時
