ちょっと上を目指す↑小説の書き方のお話。

後日談。 ページ8

数週間後。

相変わらず占いツクールにハマっていた私は、人気ランキングの上位にあの人の作品があるのを発見した。
「もしかして、静洋さんの新作!?」
静洋さんは、人気の作者。
いつもランキング一位の、天才ケータイ小説家。
迷わずクリックした。

「え!? これって！」
書いてあった内容を見て、私は驚いた。

『静洋の、小説の書き方講座』
こんにちは、静洋(セイヨウ)です。
今回は、小説の書き方をお教えします。
少し難しいでしょうが、頑張って理解してください。
・テーマをきめる
・登場人物&ノート
・ストーリーをきめる
・描写とは？
・描写をしてみよう！
・小説のルール
・読者様について

「これって……妖精に教えてもらったことと同じじゃん……！」

私は、一つ一つの内容をチェックした。
口調は丁寧だったけど、間違いなく妖精の言っていた事だった。

「もしかして……」

コメントでたずねようとしたけれど、やめた。
ここは静洋さんに感想を書く場所。
あなたは妖精ですかなんて書いてはいけない。

私は静かに目を閉じて、もういなくなった妖精に言った。

「ありがと」


・

・

...fin

補足→←読んでもらえるか、それが重要だ。

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