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銀時side



布団に入ってから何分経ったか


ちっとも寝れやしない


いい歳した男女が、神楽がいると言えど

二人きりで同じ部屋の屋根の下



これはオールだな、と確信したところでAの声が聞こえた



貴方「銀ちゃん…起きてる?



さっきは怒鳴ってごめんね


私のためにソファで寝るって言ってくれたのに、あんな言い方して…



ガキって言われたのがなんか、その、
銀ちゃんとの距離を感じて


それが嫌で…ついカッとなって…ごめんなさい」



少し上ずったか細い声でAが話す



悪いのはAじゃない

あんな空気にしたの俺自身だ




さっき、俺はAに……キスをしそうになった


あの時たまが来なかったら俺は俺を止められなくなっていたと思う


それくらいAから目が離せなくて今すぐにでも俺のものにしたい、もう手放したくない


そう思った


「ガキ「」 そう言ったのも俺が自分に言い聞かせて
自身を止めるためだった


あの時、Aは怯えるように少し震えていた


いきなりあんなことをしようとしたんだ


純粋なAにとっちゃァ当たり前の反応だ


なのに自分を責めようとするA


背を向けたまま口を開く


銀時「Aは何も悪くねぇ

悪いのは俺だ。さっきのことは忘れてくれ」




身勝手なことを言ってるのは重々承知だ



だが



俺は今まで計り知れねぇ屍を踏み越えてきた



今更それにとやかく言うことはねェ



けど、そんな俺が


未来も確かじゃねェ俺が



責任をとれるかもわからねぇのに



Aを手に入れる資格はねぇ。




Aにはもっと綺麗な汚れのねェ未来を手にできる




すると、背中に温もりを感じる




銀時「おまっ…」


貴方「お願い。今日だけ

今日だけでいいからそばで寝させて?」






消えてしまいそうな声に反論することは出来ず



迷った挙句今日だけは、と

受け入れてしまう



ゆっくり体をAの方に向け



そっと抱きしめる



するとAも俺の背中に手を回す




理性を失わねぇように



平然を装って





銀時「テメェはあったけぇなァ」



貴方「ふふ、銀ちゃんもあったかいよ

一緒にいるとすごく落ち着く」


おいおい、こんなの俺じゃなかったらマジで笑えねぇことになるって


銀時「お前なァ、そーゆーのは俺の前だけにしろよ?」



貴方「そーゆーのって?」



銀時「ったく」



貴方「わっぷ」


俺の胸にAの頭を押し付ける


貴方「ぐ、ぐるじいよ銀ぢゃん、」

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桜羽(プロフ) - 東城マジそれな!さん» ご指摘ありがとうございます(・_・、)全て間違ったままでしたね…本当に申し訳ないです。修正させていただきました。本当にありがとうございます。遅くなってすみません。 (2019年2月1日 21時) (レス) id: 371f8f5ff4 (このIDを非表示/違反報告)
東城マジそれな! - 騎兵隊じゃなくて、鬼兵隊じゃないですか? (2019年1月7日 9時) (レス) id: dec6283946 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年12月1日 22時

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