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銀時side




それから数分



何も言わねぇAに


寝ちまったか、と顔を覗いてみる



するとAが口を開いた


貴方「あのね、シロ


私の話、聞いてくれる?


眠かったら聞き流してくれていいよ」


銀時「ニャ〜」



聞くぜ、と答える




貴方「私にはね、とっても大切な人がいるの


小さい時に家族をなくして


ひとりぼっちの汚れた私を拾ってくれて


居場所と家族を作ってくれた」



あァ、松陽のことか…



貴方「その人にはもちろん感謝してもしきれなくて。


でも、そこで私にいろんなことを教えてくれた仲間も同じくらい大切で


先生は…もういないけど


私にはみんながいる。


なのに、私は自分勝手で、


誰にも何も言わずにみんなの元を離れて


きっと心配をいっぱいかけた…


なのに、


なのにそんな私が


みんなにはいなくなって欲しくないって思ってる」


そんなのずるいよね



そう続けるA


何かあったのだろうか


貴方「この前、晋ちゃんに会ったの

久しぶりに会えて嬉しいはずなのに

私を見る彼の目には昔みたいな光はなくて…」



高杉に…会っていたのか




貴方「大好きな晋ちゃんが


まるで知らない人みたいで



私が自分で開けた5年の穴が


私の大切な人を奪っちゃうんじゃないかって


いつか、私の前から


みんないなくなっちゃうんじゃないかって





だから、銀ちゃんがまだ帰ってこないのがすごく心配で……」


そう言うAの瞳には涙が浮かんでいて


今にも溢れそうだった




貴方「銀ちゃんだもん、明日になったらこっちの心配も知らん顔して戻ってくる、


そう、信じてればいいのに


自信がなくて…


うぅっ…ウッ…どうしよっ…もし、もし銀ちゃんが帰ってこなかったら…ウッ…っ」


必死に涙を拭うA


「俺はここにいる。大丈夫だ、どこにも行かない」



そう伝えてやりてぇのに



届かない



その頬を流れる涙を



俺の手で拭ってやりてぇのにできない





言葉が通じないってのはこんなにももどかしいことなのか




触れられないってのはこんなにも苦しいことなのか







すまねぇA心配かけちまって。




俺はAに近寄り



濡れた頬に自身の頭で触れる



貴方「ふふ、ありがとう


なぐさめてくれるんだね」





Aが寝付くまで見守り


それから俺れもAに寄り添い合いながら


夢に落ちた

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桜羽(プロフ) - 東城マジそれな!さん» ご指摘ありがとうございます(・_・、)全て間違ったままでしたね…本当に申し訳ないです。修正させていただきました。本当にありがとうございます。遅くなってすみません。 (2019年2月1日 21時) (レス) id: 371f8f5ff4 (このIDを非表示/違反報告)
東城マジそれな! - 騎兵隊じゃなくて、鬼兵隊じゃないですか? (2019年1月7日 9時) (レス) id: dec6283946 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年12月1日 22時

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