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銀時side


昨日久々に入った収入でさっそくパチンコにでも行こうかと万事屋を出ると


スナックお登勢から出てくるAがいた



声をかけるとなんとなく元気がなさそうに見えた


そこで、せっかく金もあるしパチンコはやめて


パフェでも食わねぇかと誘ってみる



すると嬉しそうに誘いに乗った


ってことでコイツの隣を歩いてるんだが…




「おーAちゃん今日は旦那とデートかい?」


「あらAちゃん!この前はありがとうねぇ」


「Aちゃん!ちょっとよってくかい?」


「お姉ちゃん!今日も一緒にあそぼー!」





……コイツの人脈どーなってんだ!!!!


まだここに来て数週間だろ…


なのになんでどいつもこいつもAに声をかける




銀時「…変わんねぇな」


貴方「んー?なんか言った??」



銀時「なんでもねェよ」



昔からコイツには人を寄せ付ける力があった


人を包み込むようなAの暖かさに何もせずとも人が集まってくる


そーゆー奴だった


まァ、中には鼻の下伸ばして寄ってくる男共もいたが


Aに変な虫がつかねぇよーに俺がいつもとっぱらっていた


5年たっても相変わらずみんなのアイドルをやっているAに溜息をつきつつも


Aの顔を見て笑顔になる町の様子を目の当たりにすると


すげぇな

と、思う俺がいた

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作者名:桜羽 | 作成日時:2018年11月24日 0時

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