| ページ5
「……何度だった⁇」
七海「38.3度です。こんな高熱…
私が来なかったらどうするつもりだったんですか。」
体温を聞くと余計にしんどくなってしまうのは
どうしてだろう…
それと同時に彼に全体重かけてることに気付いて
自力で体を起こして壁にもたれてみる。
七海「どうかしました?」
「いや……、重たいから…」
七海「こんな時まで私の心配ですか⁇
今は自分の心配だけしてください。
手首触りますよ」
私の手首で何してるんだろう…
脈とってるのかな⁇分からないけど
彼の目線が腕時計にあって
伏し目がちな彼の真剣な表情にキュンとくる。
七海「そんなに見てどうしたんですか。」
「んーん、なんでもない」
その後、
私の目を診て首元を触って難しい顔をする彼。
七海「車に置いているバッグ取ってきますので
少し待っていてもらっていいですか。
すぐに戻ってきます」
私の返事は聞かない代わりに、
優しい顔をして私の頭を撫でて少し微笑んだ。
身長が184cmもある彼が
部屋からいなくなるとすごく寂しくなった。
寒いのか暑いのかわからないけど、
壁にもたれたまま布団を肩までかけた。
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はる - NEWSのお医者さんのお話みたいです!!七瀬さんの作品大好きです!! (4月9日 22時) (レス) id: 871e40ed21 (このIDを非表示/違反報告)
愛華(プロフ) - 急にすみません!!「優しすぎだよ」のパスワードを教えて頂きたいです。 (2021年10月21日 10時) (レス) id: cb4aa62030 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:七瀬はるき | 作成日時:2021年6月5日 15時