【すとぷり】いちごのつめあわせ【短編集】

きす【ころん】 ページ17

全然キスの日とか関係ないです()


Aちゃんところんくん付き合ってます。


────



こ「……もっかい」


『も、無理…！ん、』


いきなりソファから腕が伸びてきて、

ころんくんの足の間に収まったかと思えば

キスの雨が降り注ぐ。


私は前を向いてるのに、頬を掴まれて

首を斜めにむける形でひたすらキス、キス、キス。


こ「んー、Aの唇はやらかいね。」


『変態だ！

ってか誰かと比べれるほど経験ないくせに』


そう言うと、彼はニヤッと笑う。


こ「それはー、どうかな？」


『……！』


そうだ。この男はこんなんだけど一応モテてたんだ。


こ「そんな顔すんなよーw

僕付き合った人とあんまりキスとか

しないんだよね。」


いやいや、今私にしてるでしょ。


『私にしてるじゃん、今！ん、ふ…』


今喋ってるのに。


言葉を遮るようにしてまたキスが再開される。


こ「Aは特別だから」


あぁ。イケメンだ。


私はなんてイケメンな彼氏を持ってしまったんだろうか。


いつもはあんなクズなくせにこんな時は

しっかりイケイケになってしまうんだから。






こ「A、今めっちゃ甘い顔してるよ。

どーする？ベッド行く？

それともこのままソファでやっちゃう？」





ベッドにしろ、なんて言っても君のことだから

だるっとか言ってどうせ行ってくれないでしょうが。


ほら、もう私の体に次々キスマーク付けちゃってさぁ。





きす【ころん】 終わり

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