最強チート夢主たちは死神さんです。 <薄桜鬼編第二刻> (ページ16)

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《2-12》三代目当主ページ16

よもぎ side

鬼族のことを話した日の夜…いや、深夜だな。

恐らく今日、この後、風間の野郎が来る。
ぜってぇ殺る。

千月に二度も手出しはさせんかんな

橋本かーんな

……え、このボケ知らねぇの？そうかぁ、私も年だな。

野月「千守、そろそろ風間が来るこr」

野月が口を開くと、ﾄﾞｰｰｰｰﾝｯｯと大きな音がして最後まで野月が話せなかった。

よもぎ「あいつらタイミングわりぃな本気で殺すぞ」

本気と書いてマジだ。

野月「いや殺さないであげて」

よもぎ「すごい笑うな、千月」

けらけら笑う野月に、私もつられて少し笑う。

鬼灯とか鬼灯とか鬼灯とか白澤とかに表情が固いと言われるがそんなことではないと思う。

というか鬼灯、お前の方が表情固いだろうが。

野月「んえ、行く？行っちゃいます？？」

よもぎ「行ってぶったおす」

野月「おいおい」

流石にやめろ、と野月に言われた。

嫌われるのは嫌なので殺すのはやめておく。半殺し程度に納める。

＊◆◇◇◆＊

先ほどの場所から移動してあいつらのところに行く。

殺すのはやめてということだったから死んだら地獄に落としてやろうか。

死神権限と閻魔大王脅して地獄に落としてやる。

「「何しに来たの？ / 何しに来たんだ？

風間 / 馬鹿婚活鬼が」」

野月と共に声をかける。すると、風間はニヤリと笑い。

馬鹿(風間)「ほう…自ら出てくるとは…」

と言った。

よもぎ「あ゛？千月は誰にも渡さねぇんだよふざけんな婚活鬼が」

馬鹿(風間)「誰が婚活鬼だ。あと誰が馬鹿だ」

よもぎ「あっれぇぇー？お前馬鹿じゃなかったぁ～？」

野月「煽りの天才かな？千守」

よもぎ「だろ？」

どや顔をする私に、野月はあはは、と笑っている。
実際はこんなことをしている状況ではないのだが。

風間「…やはり光姫と天月の女鬼であったか…面白い。俺と共に来い」

よもぎ「誰が行くかよふざけんな」

表示が戻った風間は、野月に手を伸ばした。しかし、それを私が許すわけもなく払った。

野月「すっごい良い笑顔やん」

風間「ならば無理矢理にでも」

そういって風間は、野月の腕を引っ張った。そのときの声の可愛いことなんの。んっ！？て何だんっ！？て！

そのとき。私はふいに酷く懐かしく、嫌な気配がした。
私は空を見上げる。

野月もしたようで、空を見上げている。