薄桜鬼での生活は波乱━第3の物語━ (ページ28)

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最後に残そうと決めた手紙ページ28

＿Noside

結那が加代のところへ来て一週間が経った頃。

結那「加代さん、一週間お世話になりました！緑ちゃんもありがとね」

緑「うんっ！楽しかったぁ！」

加代「こちらこそ。あんたみたいな優しゅうて親切な子、なかなかおらんわ」
(訳::あなたみたいな優しくて親切な子なかなかいないわ)

結那「いえいえ。ここら辺のみなさん優しくて親切ですよ」

加代「謙遜せんでいいけんどん。それよりあんた、旅に出るんやろう？」
(訳::謙遜しなくていいのに。それよりあなた、旅に出るんでしょう？)

結那「なんでそれを知って...」

加代「見ちょりゃわかるわちゃ。多分お友達に何もゆわんで行くんやろう？」
(訳::見てればわかるわよ。たぶんお友達に何も言わずに行くんでしょう？)

結那「...はい。会ったら一緒にいたくなっちゃうと思うので」

加代「そうなんね。でも、後悔だけはせんごつね」
(訳::そうなのね。でも、後悔だけはしないようにね)

結那「はい」

加代「それから、もし、人生で迷うたら自分の信じた方へ行きちゃ。それでも駄目やったら、先に生きた人たちゅ見てみちゃ。自分にとっていい答えが出てくるかんしれんわ。」
(訳::それから、もし、人生で迷ったら自分の信じた方へ行きなさい。それでも駄目だったら、先に生きた人たちを見てみなさい。自分にとっていい答えが出てくるかもしれないわ。)

結那「はいっ！それじゃあ、私そろそろ行きますね。
加代さんも、緑ちゃんも一週間本当にお世話になりました！」ﾆｺｯ

((ﾀｯﾀｯﾀ

加代「ばいばい。ううん。行ってらっしゃい、結那ちゃん」ﾆｺｯ

そんな加代の言葉は結那には聞こえてず、風に掻き消された

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＿結那side

結那「お待たせ。加代さんにお礼言ってきたよ。」

前田「主君、もう心残りはありませんか？」

結那「うん。あ、でも少しだけ待ってもらってもいい？」

物吉「？はい。もちろんですよ！」

結那「よーし、最後のお仕事だぁ！」

そう言って何かを魔法で書き始める結那
数分経っただろうか結那は式神と書いた手紙のようなものを
瓶に入れ魔法で屯所へ送る

結那「よし。お待たせ。行こっか」

そう言って装置に近づく
そして光に包まれる

結那「眩しっ」

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方言訳あった方が見やすいかな？