うわぁラッブラブゥ← ページ21
＿Noside
一方、掠実が料理の材料を買いにいこうとしている頃千鶴達は…
千鶴「平助君！斎藤さん！」
呼びかけながら二人の元に駆け寄る千鶴。
藤堂「ははっ…やっぱつかまっちまったか」
千鶴「もしかして、迷惑…だった？」
藤堂「…んなことないって。オレもちゃんと話したいって思ってたからさ」
千鶴「…ありがとう」
平助は少しぎこちない笑みを浮かべる
斎藤「やはり来たか。話があるなら、早く済ませてくれ」
千鶴「は、はい…」
千鶴「新選組をどうして離れることにしたのか、
平助君と斎藤さん、結那ちゃんの気持ちが知りたくて…」
藤堂「理由かぁ…、んー………」
平助は少し困ったような顔で、鼻の横を指でかく。
藤堂「…伊東さんはそもそも同じ流派の先輩だし、
あの人が新選組に入ったのは、オレが誘ったのがきっかけだったわけだしさ」
藤堂「だから、一緒に行動する義務があるんじゃないかなぁって…
そう思ったんだよ」
千鶴「でも、そのために皆にと離れて…
このまま会えなくなるかもしれないんだよ？」
藤堂「いきなり伊東派だとか言われて、確かにオレもちょっと動揺してるんだけどさ。
けど、オレの考えは元々は尊王攘夷だし」
藤堂「オレさ、幕府の組織っていうんじゃなくて、
伊東さんのいう御陵衛士のほうが合ってる気がするんだ」
千鶴「…」
結那「私は、世の中を広く見たかったから。ずっと同じところを見てても分からないままだからね。まあ、本当は気分転換なんだけど」
千鶴「そっか……」
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掠実「すみません……荷物持って貰っちゃって…」
土方「別に良いんだよ。甘えられるときに甘えとけ」
掠実「そう言えば、土方さんも用事があったんですよね？お付き合いしますよ？」
土方「ん？あぁ…じゃあ一緒に来て貰えるか？」
掠実「勿論です！」
そして二人が来たのは、呉服屋だった。
掠実「あれ？土方さん服でも買うんですか？」
土方「ちげぇよ」
掠実「なら何故呉服屋に…？」
土方「てめぇの浴衣買うんだよ」
掠実「えぇ！？い、いや、僕自分で作りますし！」
土方「くく、たまには自分で作ったやつ以外も着たらどうだ？
それに、近藤さんから言われたからな…」
土方は今朝の出来事を思い出す。
[ そうだトシ、血桜君に着物を選んできてくれないか？ ]
[ 血桜くんは自分の作っているものしか着ていないからな…ということだ。トシ、任せたぞ ]
えっき、着物………買ったことないからな……←→←そうですか...
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作者名：かすみ&るーな*Lune | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2020年9月27日 11時
