No.24 ページ25
病院の中庭のベンチでぼうっとする。
鳥が鳴いてんなぁ、空、青いなぁ。
ふと唇のあの感覚を思い出してしまい、頭を抱える。
…俺、何してんの??
鈴音相手に、え??
途中、変な気分になって、自分から、
『うわぁぁあぁ…。』
なんてことを、してしまったんだろう。
一人ベンチで奇声をあげる俺を、他の患者たちが遠目に避けているのがわかる。
知ったことか、俺のがもっと大事だ。
てか、抱き上げられたとき、あいつ…
『勃っ、てたよな…あれ。』
腰のあたりに硬いものが…うぅ。
かく言う俺も半分イキかけてたから、人のこと言えない。
しかも、俺のこと前から『好きだった』とか…えぇ…。
けど、嫌な気は、
『しなかった…。』
前と一緒だ、と思いながらふに、と自分の唇に手をやる。
…俺、男もイけたんだな。
はぁー、と長く息をついて、空を見上げる。
俺あの部屋に帰れるかなぁ。
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林檎 - コメント失礼します。珍しい様な内容だったので凄く新鮮で好きになりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2月9日 21時) (レス) id: b7103bc41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ichi x他1人 | 作成日時:2022年8月3日 16時