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No.20 ページ21

「思い出した?」


また耳元で囁かれて、腰が震える。

『思い、出した、からっ、やっ』

もうこれ以上やるとおかしくなりそうだ。

「忘れてたのに、結構変わってるとこもあるのに、君の反応は一緒だったね。」


俺のこと、綺麗、って。


確かに言った。昔も同じことを。

俺は初対面の鈴音を前にして、綺麗、と言った。

それと同時に鈴音の絵を描かせてくれ、とも言った。

初対面なのに、よくあんなこと言えたな、と今なら思える。


あのときから、鈴音は俺を…?



「あのとき、連絡先教えて貰わなかったのすげぇ後悔した。」

「入学したら描かせてやるって言ったのに、入学式には居ねぇし。」


仕方ない、そのときもう俺は症状が出始めてて高校入学なんて言ってられなくなってた。

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林檎 - コメント失礼します。珍しい様な内容だったので凄く新鮮で好きになりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2月9日 21時) (レス) id: b7103bc41b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ichi x他1人 | 作成日時:2022年8月3日 16時

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