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No.17 ページ18
『え、何、ちょ、待っ』
鈴音の顔がこっちに近づいてくる。
思わずギュッと目を瞑ると、耳元で囁かれた。
「期待、したくなる。」
その瞬間、俺の顔はぶわっと熱くなり、腹の奥がちりちりと燃えるような感覚がした。
『はっ、あ、待って、それ、止めて』
俺耳弱いんだった。
俺の様子に気づいた鈴音は、さらに畳み掛けるように耳元で囁く。
「こんな時で悪いんだけど、俺ずっと椿のこと好きだった。」
ずっと我慢してた、と耳に熱い息がかかる。
見かけに似合わない低い声が俺をぐちゃぐちゃにしていく。
「始めて会った時、覚えてるか？」
こんな時だけ口調変わるのズルいだろ！
『始め、て？』
「そう。この病院じゃない、始めて会ったのは。」
ふわふわしている頭で必死に記憶をたどる。
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林檎 - コメント失礼します。珍しい様な内容だったので凄く新鮮で好きになりました！これからも頑張ってください！応援してます！ (2月9日 21時) (
レス) id: b7103bc41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ichi x他1人 | 作成日時：2022年8月3日 16時
