俺が守らなきゃ ページ16
どぬくの前方にある脇道から足音と共にスッと現れたお面を付けたたっつん。
二人にゆっくり近づき、数秒じっと見つめるとAを包んでいるどぬくの腕を掴んだ。
どぬく「っ…！(なにする気？！)」
そして、そのままどぬくの腕を強引に開き、守られていたAの腕を引いていとも簡単に奪う。
A「やっ…！！(痛い…！)」
たっつん「…」
たっつんは何も言わず、身動きがとれないどぬくを置いてAを連れ去っていく…
どぬく「ま…っ(待ってよ、なんでAさんを連れていくの…！)」
のあ&シヴァ(じゃぱぱ)side
じゃぱ「んがっ…」
シヴァにおぶられて眠っていたじゃぱぱはお面を付けた男子小学生の視線に入っていなかったようだ。
動けないシヴァの背中から寝惚けて外側に反るじゃぱぱ。
シヴァ「…！(じゃぱさんっ、落ちるって！)」
じゃぱ「ぐかぁ〜っ…」
男子小学生がじゃぱぱの方をちらりと見た。
すると、のあとシヴァの身体が少しだけ動く。
のあ「はっ！」
シヴァ「お！」
じゃぱ「んぐっ…」
だがすぐにまた、視線が戻る。
再びじゃぱぱはいびきをかき、こくりこくりと反り始める。
シヴァ「(また動けなくなった。これは…)」
お面の男子小学生は一度に三人を見きれていないのだ。
のあとシヴァに視線をやるか、じゃぱぱに視線をやるか…。
気になった方へ視線を向けている。
じゃぱぱはどんどん反り返っていき、シヴァの背中から落ちるのも時間の問題だろう。
唯一動けるじゃぱぱにお面の男子小学生の気を引いて欲しいシヴァは…。
シヴァ「(頑張れｊぱぱ！頑張って落ちてくれ…！(？))」
そしてついに、どさッと派手に地面へと落ちたじゃぱぱ。
じゃぱ「ぐへぁっ…！？」
男子「！」
じゃぱぱが落ちた事で、だるまのお面を付けた男子小学生の視線は完全にじゃぱぱへと向いた。
シヴァ「よしっ、今じゃぁあああ！！」
のあ「あ！動けた！ってシヴァさん？！」
動けるようになり、即座に男子小学生のお面の顎の部分に指を引っ掛けて上へ弾き飛ばした…！
だるまのお面は宙を舞い、地面に落ちて割れた。
どぬく&Aside
パリンｯ―――！！
突然、どぬくに視線を合わせていたＯＬのお面が割れる。
どぬく「わぁっ…」
急に動けるようになった身体は前のめりによろけた。
“俺が守らなきゃ“
その一心で、倒れたＯＬを気にも留めずに駆け出す。
どぬく「Aさんっ…待ってて…っ！！」
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ミナギ(プロフ) - 面白いと言って頂けて幸せです〜！( ◜‿◝ )♡次のお話も、もうすぐ投稿しますので良ければ是非、見に来てくださいね！ (2022年7月27日 17時) (
レス) id: 7046aa38a1 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメ - うわわ面白いです。早く次の話が見たいよー。 (2022年7月27日 8時) (レス) @page32 id: 9018a5d207 (このIDを非表示/違反報告)
ミナギ(プロフ) - ストロベリータルトさん» コメントありがとうございます〜!応援、とっても力になります！かっこいいからぴちの皆さんを想像して書いていこうと思っていますので、また良ければ見に来てくださいね(*´ω｀*)頑張るぞ〜！ (2022年7月16日 23時) (レス) id: bcd12481d8 (このIDを非表示/違反報告)
ストロベリータルト(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも拝見させて頂いております！これからも頑張って下さい！応援してます( o≧д≦)oﾌｧｲﾄｰ!! (2022年7月16日 22時) (レス) @page28 id: 6f84096ecb (このIDを非表示/違反報告)
ミナギ(プロフ) - kakaokuunn?@とうりすさん» ありがとうございます！亀更新ですが、また見に来て頂けたら嬉しいです(*´ω｀*)宜しくお願いします！ (2022年5月22日 18時) (レス) @page21 id: bcd12481d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナギ | 作成日時：2022年1月14日 1時
